Microsoft 365 E5 を利用していると Power BI Pro のライセンスがユーザーに割り当てられるため、利用している人も多くいるのではないかと推測しています。
この Power BI ですが、今までは Power BI Desktop をインストールして表示するか、 Web 版のデプロイをりようするかの 2 択だったのですが、最近 Power BI Desktop のファイルをそのまま Web で表示する Viewer 機能が提供され始めています。
これは現在プレビューで、利用したい人だけが使えるようになっていますが、 2023 年 10 月より誰でも利用できるように機能が更新されることが決まったようです。
機能については以下の Learn に詳細が書かれているので読んでみるとよいでしょう。
この機能、 2023 年 9 月 29 日までに無効化を設定しない限り自動有効化される方針とのことなので、管理していきたい場合は事前に無効化しておく必要がありそうです。
設定は以下の Microsoft Fabric の管理センターから実施します。
https://app.powerbi.com/admin-portal/tenantSettings?language=ja-JP&experience=power-bi
管理ポータル - テナント設定の中央付近にある「ユーザーは、 OneDrive と SharePoint に保存されている Power BI を表示できます」という項目ですね。
初期状態が無効となっているのですが、このままだと自動的に有効になるとのこと。
無効を設定するには一度トグルスイッチを有効にしてから再度無効にすると、以下のように未適用の変更という赤文字が表示され、無効状態を保存できるようになります。
この状態で適用ボタンを押せば目的の達成ですね。
あまり害がある機能ではないと思いますが、アプリの導入の制御とアカウント制御などを組み合わせて Power BI を抑止していた場合はこの設定を入れておくほうがよさそうです。 pbix ファイルを使わせていない場合はあまり気にしなくてもよさそうです。
いずれにせよ意図を理解し設定を行っていくことが重要なので、忘れずに対応しておきましょう。
音楽:青い瞳