Windows 11 の Insider Program は今週も意欲的に活動が続いています。久々のバグバッシュも今週実施がありました。米太平洋時間で 2023 年 8 月 7 日いっぱいまでなので、まだ参加していない方はぜひフィードバックハブから参加してみましょう。
というわけで今週は以下三種類が更新されています。
Dev Channel : 23516
Beta Channel : 22621/31.2129
Canary Channel : 25921
特に大きな点は、 Beta Channel で Windows Copilot が提供されたことでしょう。
これによって Edge のサイドバーにある Bing Chat は Windows Copilot の呼び出しボタンに変化しています。
これで Dev と Beta で Windows Copilot を試すことができるようになりました。
しかし、まだダークモード化や音楽の再生などできることの範囲は変わっていないので、これからの機能追加は期待していきたいですね。
Dev Channel / Beta Channel では以下のような機能が追加されています。
まずはキャストの Set up now ボタンです。
Win + K で起動すると下部に設定を行うボタンが追加されました。
押すとワイヤレスディスプレイ向けのオプションを導入せよと出てきます。
しかし、そのアプリをインストールできないので待ち画面で止まってしまいました。
そのうち機能が拡張されると思うのでどんな形になるか気にしておきたいですね。
続いて HDR を背景で起用できるようになるという機能が紹介されています。
私は HDR ディスプレイがないので試せないのですが、以下のサンプル背景を使うと高輝度の背景を設定できるようです。
https://aka.ms/hdr-backgrounds-wip
背景は設定アプリの 個人用設定 - 背景から変更するのですが写真を参照ボタンを押したときに jxr が設定できれば HDR が使える状況となるみたいです。
そのほか、ナレーターをサインイン前から使えるようになるといった機能やプレゼンスセンシングの更新などが追加されていました。
Dev Channel ではこれ以外にエクスプローラーの詳細タイルにいくつか項目が追加されたことがアナウンスされています。
画像ファイルだと大きさが。
Word ではページ数。
ドライブに使用領域のパーセント表示が増えている形です。
Canary Channel では、上記の HDR サポートと、仮想デスクトップ切り替え時にデスクトップ名を表示する機能が加わったとのことでした。
仮想デスクトップの切り替えは、 Win + Ctrl + 左右のカーソルで行き来できるのですが、いまどのデスクトップになっているか判断しにくかったので、この変化は助かりますね。
早いところ Dev Channel にも導入してもらいたいところです。
しかし、最近の Channel は同時に機能がリリースされることが増えたように思います。
おそらく 23H2 のリリースが近づいているので急ぎ動いているところなのかと思いますが、どのチャネルを使っていても機能があると、来るのを待つ必要もなくなるのでそれはそれでよいですね。
Windows は今までも Insider Program の最適調整が行われてきた歴史もあるので、今後の最適化も期待しましょう。
音楽：COUNTRY MAN
