いつもであれば Windows 11 の Insider Preview の全体をお伝えするところなのですが、今回はとうとう手元のマシンを Canary Channel から Dev Channel に置き換えてみました。
というのも、 Canary Channel の更新頻度が想定以上に少なかったことに加え、 Build 2023 で宣言のあった 6 月にプレビューを開始すると言っていた Windows Copilot が Dev Channel にリリースされたからなのです。
というわけで、私の環境に Windows Copilot がやってきました!
早速起動してみます。
この Microsoft 365 の色違いのようなアイコンが Windows Copilot となります。今後も同じアイコンなのかはわかりませんが、なんだか変わりそうな気はしますよね。
現在はプレビューなので行えることは少なそうです。チュートリアル的にサンプル入力が書かれていますが、これはほぼほぼ Bing Chat ですね。
というか、 Bing Chat ボタンを押したらこの画面が開きました。現時点では同じものとして実装されているようです。
早速 Build 2023 でデモされていたダークモードの動きを見てみます。
適切なアクションを検索。と書かれていますね。
そして Switching color mode と出ているので、 GPT の強みである文脈の理解がうまく動作していそうです。
ダークモード化を行ったところが以下です。
私は通常、アプリがライトモードで Windows モードをダークにしています。
この機能は全体をダークにしてくれるようでした。
そして、元に戻す命令はうまく動作してくれなかったです。英語に切り替わった感じなので、このあたりが問題なのかもしれませんね。
ちなみにいいえ、結構ですを選択するとこんな感じに日本語で会話を続けてくれました。見た通りですが、 30 セッションまでやり取りを行えるようです。
そのほかにどういった動きをするか見たかったのですいろいろ入力してみたのですがなんと広告の表示も場合によってはあるようです。
広告の右にある情報ボタンを押したところ、アカウントポリシーページが開きました。
これはまだ更新前だからだと思いますが、 Outlook の広告と同じような扱いとなるようで、 Microsoft 365 の場合は広告が出ないようになるのかもしれませんね。
メニューを見ておきましょう。
気になるのは設定ですね。
Microsoft Edge のコンテンツを取り込むかどうか。という設定がありました。
オンとオフで違いがよくわからなかったのですが、既定は Off となっていました。
質問終了後に以下の文言が出るケースがあり、このあたりが設定オンオフにかかるのかなと思ったのですが、現時点ではそういった動きにはならないようです。
ちなみに Windows Copilot 内の文字をコピーするとチャットに直接差し込むことができる機能も用意されています。
気になるところを深堀していくという使い方は Copilot というか、 LLM では常套手法なのでブラッシュアップを重ねてもらいたい機能ですね。
最後に、 Windows Copilot の利用規約を見ておきたいと思います。
利用規約は起動時のメッセージ下部に表示されます。
このリンクを見ると Bing Chat のページに遷移しました。
https://www.bing.com/new/termsofuse?toWww=1
個別の規約はないようなので、この内容をよく確認してから利用を県としてみてくださいね!
しかし、 Windows Copilot も利用できるようになったので、今年の冬の更新は楽しみが一つ増えますね。
どこまで実装されるかは今後かと思いますが、 Home エディションから利用できる Copilot なので、 Windows を利用する意味の一つに数えられる日も近そうです。
音楽:かぶとがに 古代の魚