Microsoft Build 2022 が開幕しました!

今年も Microsoft の開発者イベント、 Build 2022 が開催されています。

開幕と同時に、キーノートで述べられる内容を要約した book of news というぺーバーが配られたので、目次から内容を確認していこうと思います。

book of news は以下 URL からチェックすることができるので、ぜひ一読してみてください。

https://news.microsoft.com/build-2022-book-of-news/?WT_mc_id=M365-MVP-5002496

アクセスすると英語で表記されるのですが、右側にある国旗のマークをクリックするとほかの言語に翻訳されたバージョンを見ることができます。

日本語にするとこんな感じです。

昨年までは Microsoft Translator を通した感じの画面だったのですが、今年はネイティブな感じに仕上がっていますね。読みやすくて何よりです。

Microsoft 365 関連は 3 番目のトピックに挙げられていました。一番最初はもちろん Azure 、続いて教育向けコンテンツの紹介があってからの Microsoft 365 という並びです。

以下が目次ですが、 Microsoft Loop は近日中に Adaptive Card 向けに提供されるようです。

Teams 関連の目玉トピックは 3.2.1 にある LiveShare の機能ですね。あくまで開発が前提の機能(というか SDK )なのですが、参加者が相互に触れるアプリを会議に組み込めるようになるようです。

相互参照なら Whiteboard があるじゃない。という思いが出ると思いますが、アプリ対応なので、もっと幅が広い話となります。

対話しながらサインしてもらうなどの流れが考えられる機能に見えました。

LiveShare の詳細は以下にまとまっています。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/platform/apps-in-teams-meetings/teams-live-share-overview?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

サンプルアプリもあるようですが、元になっている Fluid Framework の使い方講座の様相を呈していますね。

Power Apps 内に Teams の画面を追加できるコラボ用 API も面白そうです。

これを駆使すれば Teams インターホンのようなアプリが作れちゃいそうな気がします。

夏ごろには見えるようになるとのことで、今から楽しみです。

 

続いて Power Platform です。

こちらは Power Apps のポータルが Power Pages と名前を変えてやってきました。

ほか、写真などから画面を作る Express Design というのもローコードの観点ではかなり面白いものになっていそうです。 Power Virtual Agents からは、 Azure Bot Services との統合みたいなことが書かれているのが印象に残ります。

Power Automate はとうとう統合型の Bot が作れるようになるようで、一般的に言われるサーバー型の RPA が Microsoft の機能で用意できるように。 Windows 365 と連動してリソースを用意するみたいなので、機材の用意が不要な形で無人 RPA を完成することができるようです。これはコスト削減が期待できそうな感じです。

最後に Windows 11 関連を。

残念ながらというか、いつも通り Windows のアップデートは少量にとどまっていますね。開発の話ではないからそんなところかもしれませんが。

ここで気になったのは Microsoft Store の扱いでしょう。

Win32 アプリを Store に制限なく登録ができるようになったみたいです。 Win32 アプリは今まで審査が止まっていたので、古いアプリでも exe をインターネットで配る時代が終わってしまう感じですね。

また、今年中に Amazon Store へのアクセスが解禁される見込みのようです。

現在は英語圏のみで利用できる状態のため、これが解禁されると Android 関連のアプリが利用できるようになるって感じですね。公式エミュレーターみたいな感じなので、幅広く利用されるのはかなりの利点に感じます。

今年は日本語のセッションが多く用意されているので、ぜひ一度 Build 2022 を閲覧してみてはいかがでしょうか!

音楽:ピエトロのテーマ