Exchange Online P2 や Exchange Online Archiving プランを利用するとメールの容量が無制限になるという仕様だった Microsoft 365 ですが、 2021 年 11 月 1 日以降はこの無制限という仕様を変更し、最大 1.5 TB までの制限を設けることになったようです。
メッセージセンターに表示されているのみで、公開文書へのリンクなどはありませんでした。
以下の docs で述べられている無限アーカイブの観点が無限ではなくなる。ということですね。
通常のメールボックスは E3 で 100GB が上限のため、これを超えた際にアーカイブを利用していたというケースがそれなりにあると思います。
最大上限に設定された 1.5TB はよほどのことがないと超えることはなさそうですが、心理的にはちょっとドキドキしちゃいますよね笑
しかも適用が 1 か月先という、かなり急な案内なのも気になるところです。何か不具合でもあったのかもしれません。
このサイズに達しそうな使い方としては、トランスポートルールですべてのメールを一つのメールボックスに転送するといったジャーナル用途としている場合などが考えられます。
が、この使い方は禁止されていたりするので、こういったケースは訴訟ホールドや電子情報開示の機能を活用してみるように変更したほうが良いですね。
それよりもオンプレの Exchange からの移行に制約が出るケースがありそうですね。
それでもかなりのサイズなので、極々一部のケースになるとは思いますが。
アーカイブが 1.5TB に達すると新規のアーカイブが作れなくなるため、メールのアーカイブをユーザーに開放している組織は早めにアナウンスを打ったほうが良いかもしれません。
音楽:くわだて