Microsoft 365 の Teams では、 Web 会議を録画して後から見ることが出来る機能があるのはご存じでしょうか。
録画を行うとレコーディングの開始の合図とともに、記録されていることが参加者に伝えられ、プライバシーポリシーの確認をおこなうことが出来るようになっています。しかしながらこれまでは録画されていることの確認のみが行える状態で、だからどうしたという感じだったのです。
【録画を開始した人はこんな感じに表示されます】
【参加側はこのような形で、参加した以上録画されることは防げないというスタンスでした】
この動きについて、録画を防ぐための完全なる同意機能が 2023 年 4 月をめどにリリースすることになったようです。
この新機能は基本はオフでの運用となるようなので、必要に応じて設定するという流れとなります。
同意するまでは音声、画像、画面共有のどれもが録画から省かれるという手のこんな動きとなるとのこと。同意した人のみ情報が残るというわけですね。
ちなみに上記の録画開始時に表示されるプライバシー ポリシーは以下のリンクになっています。
マイクロソフトがどのように情報を扱うか。という内容です。
残念ながら個別に取り扱いポリシーを表示することはできないようなので、情報の活用を同意させるようなときは個別に伝える必要がありそうなので、そのあたりは注意しておきたいところです。
この機能を有効化したい場合はリリース後に以下の PowerShell コマンドレットを流すことで有効化できるとのこと。
Set CsTeamsMeetingPolicy -Identity Global -ExplicitRecordingConsent "Enabled"
繰り返しですが、個別の同意条件を持つことができr場さらに活用出そうなところ、そこまでは用意されていないのでちょっと限定的な使い方になりそうですが、それでも自動で録音・録画・共有が始まらないというのは結構画期的な動きに感じます。
この動作を利用するケースもありそうなので、適用できそうな組織の管理者は 4 月を意識しておくと良いかもしれませんね!