Windows OS をコピーで構築していく際に、必ずといっていいほど実施する Sysprep ですが、この必要性について詳細を知らないまま実施していた方も多いのではないでしょうか。
その Sysprep の意義について、マイクロソフトから公式な見解が示されていたので紹介したいと思います。
Sysprep を実施することでコンピューター ID のほか、以下 5 点を中心として複製に足る状態を作り上げる。とあります。
イベント ログ
ネットワークの設定
Windows Media Player の設定
シェルの設定
ライセンス
逆に、これらを含め、全部の対応を行う方法は Sysprep を実施するほかない。ということで、 複製にあたってはこの Sysprep が唯一の方法である。ということが明記されています。
そのほか、知らなかった情報としては SID の設定のされ方でしょうか。
ユーザーが作成されるごとに SID の末尾 4 桁がインクリメントされていくという動きとなるとのこと。例として以下のパターンが挙げられていました。
S-1-5-21-191058668-193157475-1542849698-1000 ユーザー 1
S-1-5-21-191058668-193157475-1542849698-1001 ユーザー 2
これは知らなかった!
SID を見ると、ユーザーが作成された順序がわかるってことになりますね。
話はそれましたが、OS を複製する際は忘れずに Sysprep を実施しておきましょうね。
音楽:Slope