私自身は最近開発から遠ざかっており、あまりこの類のSDKを利用しなくなっていs待ったのですが、Windows10のSDK Previewが更新され、MSIXを作成できるようになりました。
Windows 10 SDK Preview Build 17704 available now! - Windows Developer BlogWindows Developer Blog
MSIXとは、Windows7まででなじみの深かったWindows Installer形式(msi形式)のインストーラーの後継で、UWPとmsiを同時に扱うような形式です。
UWPと違い、Microsoft Store(for business)以外での配布が行え、起動時などにUpdate確認などを組み込むことができるといったUWPの自動的なアップデート形式に対応するといった良いところどりな仕組みとなっています。
更に利用可能なプラットフォームも幅広く、WindowsだけでなくiOSやandroidもサポートしていく方針となるようです。詳細な対応プラットフォームは以下に記載があります。
msix-packaging/tdf-guidance.md at master · Microsoft/msix-packaging · GitHub
このSDKはWindows Insiderになっているとダウンロードが可能で、以下のサイトからダウンロードする形になります。
Download Windows Insider Preview SDK
Insider Program加入アカウントでアクセスすると、以下のようにSDKをダウンロードするボタンがあるのでここからダウンロードしましょう。
WaaSを意識すると、OSが更新された際にモジュールのアップデートを行うなどのスピード感が必要となるため、更新を意識した配布方法というのは非常に重要となってきます。
本来はApp-VやUWPで実行しようとしていた範囲なのかとはおもいますが、浸透の感覚を見ているとPCにはやっぱりローカルインストールという考え方が必要なのでしょうね。この仕組みがうまく回りだすと、本来のWaaSの目的であるセキュリティへの意識向上やアプリのモダン化などへ目が向いてくるのでしょうね。
逆にアプリを提供する側は、この意識を常に持ち、どんどん更新をしかけて行くという意識が必要になるのかと。
いずれにしても利用者、開発者の意識を変えていける契機になってくれるとありがたいですね。
音楽:what's it for