Office 365 Proplus(2016版)を利用しているケースで、業務アプリを作成している人は注意してください。
10/4に月次チャネルで1708がリリースされましたが、このバージョンは日本語を含むマクロを起動することができなくなっています。
【リリース状況(2017/10/4リリース)】
更新プログラム チャネル リリースのバージョン番号とビルド番号 - Office サポート
【日本語マクロが動作しない報告】
Office 2016 バージョン 1708 以降で日本語の VBA モジュール名を含むファイルを開くとエラー – Japan Office Developer Support Blog
【動作しないバージョン(1708 Build 8431.2079)】
実際このバージョンではVBAの画面からモジュールが開けなくなり、Accessであれば「データベースに含まれている VBA プロジェクトを読み取れないため、データベースを開くことができません。」や、「式に指定した名前 が見つかりません。」などといったメッセージが表示されます。
【モジュールを直接開こうとした場合のエラー】
【AutoExecでモジュールを起動させるケースのエラー】
フォームと一体化したモジュール名称を持つものを準備するケースの多いAccessで問題が起こるケースが多いと思いますが、Word、Excel、OutlookとVBAを用いるケースでは本現象が発生するため、今までと違う動きをするな。と思ったら本現象を疑うのが良いと思います。
本現象は月次チャネルで修正版モジュールが提供されています。
本現象で悩まされた方は月次チャネルの場合今すぐ更新を押下して更新するようにしましょう。
【今すぐ更新を】
半期チャネル(対象限定)の場合、まだモジュールはなく、前のバージョンに戻すほかありません。以下内容を確認しながら切り戻しを行っていきましょう。
なんだか最近多言語関連の問題が多く発生しているように感じます。Officeだけでなく、Windowsも、、、
国際化が広く叫ばれ、i18nという言葉がもてはやされていた時代にはあまりこのような問題はきかなかった気がするのですが、これも時代が一巡したということでしょうか。
我々の言語が国際的に置き去りにならないように、注意していく必要がありそうです。
音楽:星の木馬