Microsoft 365 Revoke-SPOUserSession も EOS 対象となったようです

皆さんは Revoke-SPOUserSession を利用されたことはありますか?

この PowerShell のコマンドレットはサインイン状態となっている Microsoft 365 セッションを強制的にサインアウト状態にするためのものです。このコマンドレットを利用することで、退職した人を即座にシャットアウトするといったことができるので、厳格にアクセス管理を行っているところでは、活用されているケースがあったのではないかと思っています。

このコマンドレットですが、 MSO 系のモジュールの EOS に合わせて 2024 年 11 月に実行ができなくなることがアナウンスされていました。

MSO 系のモジュールが終了することは以下の Learn を見るとよいのですが、 2024 年 3 月には非推奨になっているんですよね。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/users/users-revoke-access?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

今後は Graph 系の Revoke-MgUserSignInSession を使うようにということで、上記の Learn でも内容が更新されていました。

SPO のコマンドレットを利用している場合 11 月までにコマンドレットの置き換えを行っておきましょう。また、ユーザーのアクセスを取り消す場合は以下の流れを行うと確実なのでこの辺りも押さえておくとよいでしょう。

利用しているケースは少ないかもしれませんが、 Revoke-SPOUserSession コマンドレットは今後はエラーになる改修が行われるようなので、活用している方は早めに見直しておきましょう。

音楽:seele