Microsoft Copilot ノートブックというトークン数が増大した GPT が利用できるようになっています

最近の Copilot はちょっと目を離すと新しい機能が追加され、なかなか追っていくのが難しい状態になっています。 Copilot GPTs と同時期に利用できるようになったノートブックという機能を今回は見ていきたいと思います。

このノートブック、通常のチャットと同じような外見ですが、なんと入力可能なトークン数が 18,000 に拡大しているのです。かなり長い文章を受け入れられるため、気軽に Few shot のやり取りを再現できるのが良いところですね。

https://www.bing.com/search?q=Bing+AI&showconv=1&FORM=hpcodx

ちなみに通常のチャットは 2,000 トークンまでとなっています。

今回は以下のような文章を組み込み、ロールになりきって働いてもらいましょう。

以下のロールになりきって回答して下さい。
########
私は世界をまたにかける作曲家です。
ドイツやアイスランドで勉強をしてきました。
そのため、クラシック曲は1時間の曲でも10分で作曲することが可能です。
########
ヴェートーベンの運命はどのような曲調か説明してください。

これを入力して Shift + Enter で実行です。

通常の Enter で改行できるのもよいですね。

結果はこのような回答が返ってきました。

かなりバランスが良い感じに応答してくれそうです。

ちゃんとロールを意識してくれていますね。

ちなみに下のほうにあるボタンにエクスポートというものが用意されています。これを押すとそのままファイル化などもできるようです。

Word で保存してみたところ、 OneDrive にデータが書き込まれました。

ここまでは組織あアカウントで動かしていたのですが、マイクロソフトアカウントに切り替えてみましょう。

切り替えて同じ内容を入力してみました。
少し言い回しが変わっていますが、まあ GPT の動きの中ではこんなものかなというところですね。

こちらでは先ほどのエクスポートの右に、さらにボタンが増えていました。

これは共有ですね。

リンクやメールでの送付が行えるようになっています。

リンクの場合はこんな感じにチャットに置き換わって表示してくれます。

一瞬で表示まで行ったので、裏でキャッシュがずっと残り続けるのでしょう。この動きは Microsoft にデータが残るということになるため、組織アカウントではこの機能がオフになっているものと思われます。

最後に、このノートブックでもやり取りを重ねることができることを伝えておきましょう。右下に回数が書かれていますが、最大 30 回までやり取りができるようになっています。

しかし 18,000 トークンはすごい量ですね。

これだけ情報を渡せれば、プログラムの作成も行えそうです!

音楽:The Garden of everything