Windows 11 時間がずれた時は同期を行いましょう

PC を利用していると時計がずれてくることはありませんか?

個人利用向けの場合は自動的に Windows.com が提供している時刻サーバーと同期してくれるのですが、 AD 環境にいると AD がタイムサーバーになるためあまり意識しなくても時刻が自動的に同期されます。

しかし、 AD にアクセスできない場合など、同期がされずに時刻が同期されなくなることがあるようです。

私の環境ではなぜか AD ではなくなり時間同期がとれなくなっていました。

以下のコマンドでソースが  Local COMS Clock となっているときはローカル PC の時計で動いている状態で同期がされていません。

w32tm /query /status

こんな時は以下のコマンドで強制同期を行ってしまうのが簡単です。

このコマンドでは time.windows.com を NTP サーバーとして利用し、同期を行うものです。

w32tm /config /syncfromflags:manual /manualpeerlist:time.windows.com /update

ちなみに設定アプリの中からも同期を行うことが出来ます。

時刻と言語 - 日付と時刻から今すぐ同期を押すことで同期を実行できるんですよね。

AD に参加している場合はこのボタンが押せないことがあるので、そういったときには上記のコマンドで同期ができるというわけですね。

ただし基本的には AD のサーバーと同期するべきなので、同期を終えたら以下コマンドでドメインから同期を行うように直しておきましょう。

w32tm /config /syncfromflags:domhier /update

時刻同期はずれると困ることが多いのですが、 AD 同期環境では操作が難しいのが難点ですよね。こういったやり方を覚えておくと良いですよ!

音楽:橘