今週も Windows 11 の Insider Program は更新が入っています。
しかしながら Microsoft Build まで数日なのでそこで機能を発表していくためなのか、大きな変更は行われていません。
バージョンは前回の Build 22115 から Build 22120 となっているので、やっぱり 1 日 1 回のペースでビルドを作っているように見えますね。
この観点としては先進の DevOps 事例になるので、このリリース方法やリリースバージョン側との同時並行開発によるフィードバック方法などをもっと詳しく教えてほしいところです。
Insider Dev Channel の ISO が更新されたため、いま Windows 11 で提供されている ISO は、先週の Beta Channel と合わせて 2 種となっています。
https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewiso
Release Preview も一応月 1 回くらいのペースで更新されているのですが、実は ISO 化されていないんですよね。
22000 系の Build のみがリリースされているので、次期 Windows 11 向けかといわれるとちょっと違う位置づけなのかと思いますが。
その Release Preview ですが今週は更新が入っています。
機能として壁紙を逐次変更してくれるスポットライトが入ってきたことと、以下がトピックでしょうか。
Windows 11 Home だったと思いますが、マイクロソフトアカウントが必須といわれながらもネットワークを切っておくとローカルアカウントを作れる機能があったのですが、バグ認定されて MSA が必須となったというわけですね。
考え方によってはインターネットからサインインできる内容がローカル PC にまで適用されて危険度が増した!と思われる方もいるのかと思いますが、実態としては多要素認証が追加されたり、 Windows Hello が使えるようになったりと危険度が高くなるより対策効果のほうが大きかったりするんですよ。無料できるようできるものですし、ぜひ MSA を活用してもらいたいところですね。
話がそれていますが、 Dev Channel では一部のユーザーに interactive content on the desktop という機能が提供されているようです。
デスクトップ上に検索窓が出ているイメージが展開されています。これは一例とのことですが、なんだか Internet Explorer 4.0 の頃にあった Active Desktop の思想ですね。
この辺りの統合はセキュリティとのイタチごっこ感があるのですが、 Microsoft Defender を強化している現在、もう一度この方法に立ち戻るのもアリという判断になったのかもしれません。
個人的には Active Desktop は活用できるものとみていたので、時代がようやく追いついてきた感があります笑
そのほか WSA ( Windows Subsystem for Android )の更新がアナウンスされています。 OS が Android 12 ベースになったとか。
元々 Amazon Store を利用するための基盤ですが、日本では利用できない日々が続いている状況ですから本格的に認知されてくるのはもうちょっと先になりそうです。
個人向けとしての Windows 11 においては WSA はブレイクスルーできる機能だと思っているので、早く利用できるようになってもらいたいですね! やっぱり Build 2022 に期待しておきましょうか!
音楽:おんな城主