Microsoft 365 Exchange 基本認証の EOS に当たって利用状況が連携されてきました

Exchange Online の基本認証が 2022 年 10 月で EOS を迎えることがアナウンスされていますが、その期限に向かってマイクロソフトも月次の利用状況をレポートする方針となったようです。

メッセージセンター上に以下のような内容のレポートが公開されていました。

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基本認証の廃止で影響を受けるのは Exchange ActiveSync, POP, IMAP, Outlook, EWS, Remote PowerShell となるのですが、それらに対する認証に成功したアクセスユーザー数が表示されています。

11 月に EWS を利用した記憶はなかったので、こうした形で気付きを与えてもらえるとアナウンスがしやすくなりますよね。

ちなみに詳細なユーザーを見たい場合は Azure AD のサインインログを参照せよ。とこのメッセージ上には書かれています。

サインインログは以下のアドレスから参照することができます。

https://portal.azure.com/#blade/Microsoft_AAD_IAM/ActiveDirectoryMenuBlade/SignIns

ただし、 Office 365 単独で利用可能な Azure AD のログは 7 日間のみの保持となっています。

そのため、1 か月前の情報だと追いきれない可能性があることは意識しておきましょう。 Azure AD Premium P1, P2 を利用することで 1 か月は確認できるようになりますが、レポートの提供タイミングによっては確認が間に合わなくなるため、このレポートを見つけたら定期的にログのチェックを行うようにすることで利用状況を追っていくのが良いのかと思います。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/reports-monitoring/reference-reports-data-retention?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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EWS については結構利用しているケースが多いと思うので、早めの対処を心掛けていきたいですね。

音楽:Piano Black