Office365 Whiteboard for Webの一般提供が開始されていました

Ignite 2019では新機能の発表もふんだんに行われています。
その中で、Office365に前々から備わっているWhiteboardというアプリがあるのですが、もともとはWindows 10のアプリとして設計されており、社内での連携を行っていきたい場合にOffice365と紐づけるという感じのものになっていました。

それが今回、Office365からのみ利用できる機能として、Whiteboard for Webというものが一般に提供されるようになりました。

Office365ポータルより確認することができます。

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気が付かれた方も多いと思うのですが、アプリのWhiteboardとはアイコンが若干異なるものとなっています。新しいSVG形式のアイコンに見えますね。

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そこで、今までと同じように取り出せるかの確認をしてみたところ、うまく大きく表示させることができました。

まずはF12で管理者ツールを開きアイコンを選択します。
スタイルシートの中にデータが埋め込まれていますね。(キャプチャでは中央下段のあたりです。)

 

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小さいと気が付きにくいですが、ペン先に色がついているなど、細かい作りのアイコンになっています。しかし、新形式のアイコンはグラデーションを利用しないものと思っていたのでちょっと意外でした。

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このWhiteboard、結構前からあるのですが、あまり情報は無い部類のアプリですよね。
Microsoft Docsを調べていたのですが、Teams連携のSurface HUB利用の件が引っかかったくらいで、そのものの説明はぱっと見つかりませんでした。笑

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/manage-whiteboard?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

また、このWhiteboardはOffice365 E3、E5に含まれており、それぞれプラン2、プラン3と名前がついています。(もしかするとE1に該当するプラン1があるあもしれません)

が、それぞれで行えることの違いは今のところ明記された情報がないのかもしれません。

【E3での表記】

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【E5での表記】

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Webアプリ上ではデスクトップアプリのように利用することができますが、Office365のヘッダーにアプリで開くという項目が追加されています。この位置はWordやExcelでも取り込んでもらいたいですね。

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押下する場合は念のためですが注意が必要です。
デスクトップアプリをMSAで開いている場合は以下表記となり利用できない様でした。先にOffice365のアカウントでログインしておく必要があるようです。この辺りはアプリ起動後に選べるようになってもらいたいですね。 

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ちなみに、Whiteboardについては2019年3月にも紹介しているので、お時間があれば閲覧してみてください。

http://mitomoha.hatenablog.com/entry/2019/03/17/142159

音楽:Long Goodbye