Office365 TLS1.2化のリマインドが行われました

早いもので、前回TLS1.2対応の期日が伸びるという話題を上げてから5か月が過ぎ、残すところ3か月となってしまいました。

Office365 TLS1.2必須化対応の日付が2018年10月31日まで伸びました - ()のブログ

といったタイミングもあり、Office365 メッセージセンターからもリマインドが届いてきました笑

チェックしておきたいサイトは前回から変わらず、以下のサポート情報なのですが前回お伝えした際から更新されていない状況ですね汗

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057306/preparing-for-tls-1-2-in-office-365

ただ、実は英語版のサイトは少し更新が加わっており、SharePoint ServerでのTLS1.2設定方法が記されています。

https://support.microsoft.com/en-us/help/4057306/preparing-for-tls-1-2-in-office-365

じつはこれ、一般的なWeb-AP-DBの3層サーバーでも有効な方法ですよね。

というわけで、表を転記してみました。

SharePoint 2010】

Enable TLS 1.1 and TLS 1.2 support in SharePoint Server 2010

Windows Server 2008R2以降 / .NET Framework2.0系システムで有効です。

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SharePoint 2013】

Enable TLS and SSL support in SharePoint 2013 | Microsoft Docs

Windows Server 2008R2以降 / .NET Framework4.0系システムで有効です。

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SharePoint 2016】

SharePoint Server 2016 での TLS 1.1 および TLS 1.2 のサポートの有効化

Windows Server 2012 R2以降 / .NET Framework4.0系システムで有効です。

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表を見ていて思うのは、Windows Server 2012でのSharePoint Server 2010サポートはかなり面倒な方法なので、実際適用しているケースは少ないのではないかというところでしょうか。

Windows Server 2012以降にSharePoint Server 2010を導入する方法】

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2724471/sharepoint-2010-support-for-windows-server-2012-and-windows-server-201

そう考えると、やっぱりこの表自体はスクラッチアプリ向けに用意したのかもしれませんね。

話題としては、Office365でのTLS1.1ブロックを発端としていますが、アプリケーションをセキュアな状態にしていく必要は強くあります。(どこかのタイミングで、ブラウザ自体がアクセスを禁止気にする可能性も高いのではないかと。)

ぜひこの機会に一度セキュリティ状況を見直してみてはいかがでしょうか。

音楽:ELM