昨日お伝えしきれなかった、Build 17704の続きですが、AIによる入力支援という内容が増えています。
日本語にどこまで対応できているのかは未知数ですが、オートコンプリートやスペルミスを訂正してくれる機能などを提供してくれて、その支援回数が表示されるようです。
また、動画再生時の光量調整機能が追加されています。
デバイス側に光感知ができることが必要ですが、これができる場合、周辺の明るさに応じて動作の光量を調整してくれます。
設定はアプリ-ビデオの再生からの設定となるようですが、設定名称が自動的にビデオを処理して品質を向上する。という項目になっています。なんだかもっと広範に対応してくれそうな名前ですが、実際の対応は上記に絞られるようです。
Windows Defenderの世界からは、状態のレポートにWindows タイムサービスが追加されています。
時刻同期が切られている際に有効化してくれるようです。
時刻同期はWindows認証の世界ではかなり重要な観点なので、この対応は有用ですね。
そのほか、Snipping Toolが非推奨期のとなり、Ink機能の画面のスケッチを利用するよう誘導されています。
個人的にはどちらも使い勝手が良いとまで行かなかったので、昔ながらのスクリーンショットが好きですが、Snipping ToolはWindows10ではある種目玉の機能ととらえていたところもあったので、この方向はWindows10も進化をどんどん続けていることがわかる良い機会に感じます。
最後に大きな変更点が一つ。
フォントの追加をMicrosoft Storeから行えるのようになったのは既報の通りですが、そこからさらに、フォントの追加を個人設定として行えるようになる機能が追加されるようです。
今まではフォントといえば、PC管理者がすべてのユーザー向けにインストールする必要があったのですが、Microsoft Storeからユーザーがダウロードしたものはユーザーのみが利用できるフォントとして成り立つようです。インストールにも、盾のマークがなくなって、PC全体へ影響をあたえずにインストールできるようになるとのこと。
まだ意見募集中のようですが、企業向けPCでは結構大きなインパクトが出てきそうです。
例えば、ユーザーがいつの間にか導入していたフォントを用いてプレゼン資料を作っていた場合など、ほかのユーザーで編集をしようとしたらフォントが足りない。などといったことが頻繁に発生しそうですね。。。
ただ、フォントの表現力が広がるという見方もあるので、どちらが良いのか天秤にかけるという考え方はありますね。
RS5のリリースまでには方針が決まると思いますが、どちらになるのかは意識してみていった方がよいかと思います。
音楽:トランスフォーメーション