Windows10 Creators Update Insider Preview Build 15063にアップデートが出ました

先日リリース日が決まり、Creators Updateリリースモジュールが確定BuildとなったBuild 15063ですが、小規模修正の入ったKB4016250がリリースされました。

【KB401650のダウンロード画面】

累積更新プログラムがWindows Updateを通じて提供されています。

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【適用前のバージョン情報はOSビルド15063.0】

ビルドの小数点はどういった扱いなのでしょうか。。。

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適用後のバージョン情報はOSビルド15063.11

修正された内容はDevice Guard、Bluetooth radio関連のようです。
詳しくはFeedbackHUBへ、、、

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【Build 15063.11のリリース内容について】

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リリース目前でもぐんぐんパッチリリースなので、最後の調整が行われているものと思われます。(といっても、リリース後も修正は入るのでしょうけれど。)

リリース情報には常に目を配らせておく必要がありますね。

音楽:call me call me

Office365 SharePoint Online パブリック設定のWebサイトが停止されます

来月 5月1日よりSharePoint Onlineで作成したパブリックWebサイトが停止されます。

パブリックサイトはすでに2015年以降作成できなくなっているため利用は限られている状況ですが、利用を続けている人は移転の検討が必須となります。

SharePointで作成したパブリックサイト(外部未公開状態)】

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これからのクロージングの流れとしては、5/1より外部アクセスができなくなり、9/1にファイルを含めて完全削除されます。

ただし、4/30までに以下の設定を行うことで、2018年3月31日まで削除を延長することができます。

SharePoint OnlineのパブリックWebサイトの開始を延期項目があります。
この項を「2018年3月31日までパブリックWebサイトを使用します」に設定するだけです。

【Office365 管理センター-SharePoint 管理センター-設定】

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これを忘れると5/1にはアクセスできなくなるため、実施の可否を検討し、対策を打っておきましょう。

音楽:うずもれ

Windows10 Creators Updateのリリース日決定!

Windows10 Creators Updateのリリース日が4月11日に決定しました!

これでBuild1703が正式化されます。

一番の目玉はやはり3DやMixed Realityへの対応なのだと思うのですが、
ビジネス用途でも様々な更新が入っています。

特にMicrosoft Edgeでアドインを利用できるようになることは大きい要素ですね。
ほかにも、Windows Updateの一時的な停止など使いやすさの改善が目立つ感じになっています。

一方で、ライフサイクル上、終わっていくものも出てくるのです。
今回のアップデートでBuild 1507すなわちWindows10 初期リリース(TH1)がsupport対象から外れます。今後はBuild 1511(TH2)、Build 1607(RS1)、Build 1703(RS2)までが一般のサポート対象となるのでぜひこれを機会にバージョンアップを行いましょう!

Windows 10 Creators Update coming April 11, Surface expands to more markets - Windows Experience BlogWindows Experience Blog

音楽:Tank!

Office365 グループを復元する機能が追加されました。

先ごろ機能が大幅に追加されたOffice365グループですが、
一回削除された後に復元を行う機能が追加されました。
利用にはAzureAD Powershell v2のPreviewモジュールが必要となります。
Powershell v2 Preview】

PowerShell Gallery | Azure Active Directory V2 PowerShell Module - Public Preview Release 2.0.0.98

管理者権限でPowershellを起動し、以下コマンドを実行することで利用が可能となります。NuGetが必要なので必要に応じてインストールが行われます。

Install-Module -Name AzureADPreview

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グループが削除されると削除済みのストアに移動されます。そのストアから、30日以内であれば復元が可能となるようです。
まだ私の環境では利用ができないようで、コマンドレットは表示されませんでしたが、以下アイテムを復元することができるようなので、紐づくものが一気に回復しますね。
【復元されるアイテム】
Azure Active Directoryのオブジェクト、プロパティ、メンバー
SMTPアドレス
Exchange Onlineの共有受信トレイとカレンダー
SharePoint Onlineのチームサイトとファイル
OneNoteノートブック
Planner
Teams
Yammer

利用方法はGet-AzureADMSDeletedGroupで削除済みのグループを特定し、
Restore-AzureADMSDeletedDirectoryObjectで復元。最後に
Get-AzureADGroupで削除を確認。という流れになります。
他コマンドと同じように、復元には最大24時間掛かるようなので、実施のタイミングには注意が必要ですね。
なお、SMTPアドレス、Aliasは被ることができないため、同じ情報で別オブジェクトを作成しないように注意しておきましょう。

【関連するコマンドレット】
Get-AzureADMSDeletedGroup

Get-AzureADMSDeletedGroup | Microsoft Docs

Restore-AzureADMSDeletedDirectoryObject

Restore-AzureADMSDeletedDirectoryObject | Microsoft Docs

Get-AzureADGroup

Get-AzureADGroup | Microsoft Docs

音楽:エデンの園

WDAGの有効化設定

WDAGの設定ですが、実はグループポリシーに設定があるようです。

以下項目に行くことで4つの設定が行えるみたいです。

コンピューターの構成-管理テンプレート-Windows コンポーネント-Windows Defender Application Guard

【グループポリシーの起動】

gpedit.mscと入力することで起動可能です。

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【グループポリシー設定画面】

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【オンオフ設定】

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【Webサイトの混在を許可しない】

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クリップボード設定】

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【印刷設定】

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まだ機能は有効ではないみたいですが、使えるようになった際にはこの設定をADでポリシーとして当ててあげることで一括設定もできそうですね。

ところで、グループポリシーのタイトルバーを持ちながら移動させた際の動き、このBuildだと変に動くようですね。

音楽:カインとアベル

Windows Defender Application Guardについて

昨年の10月頃に、WDAG、(Windows Defender Application Guard)というものが発表されました。
これは、

【WDAG】

Edgeブラウザ上で「about:applicationguard」と入力することでWDAGの説明画面に移動することができます。

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【Isolated Browsing】

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【Help Safeguard Your PC】

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Malware Removal】

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この状態では何も動かせないようですが、
当初よりCreators Updateでリリースとうたっていたこともあり、
利用できるようになってくれるのではないかと期待しちゃいますね。
また、ローカライズも行われているため、近日中にも使えるようになってもらいたいですね。

音楽:謡い経

Windows10 バッテリー節約機能のダウンロード時の動き

ノートPCで動作させるときに設定しておくといろいろと制御してくれる「バッテリー節約機能」というものがあります。

この機能、画面の輝度をおさえてバッテリーの消費量を抑えてくれたり、PC同期を行わないようにしてくれたりと動作していました。(3rdパーティのアプリなどはそれぞれで対応が必要なので、アプリ開発時はぜひ実装してくださいね。)

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Windows10 1507のころはこの機能、Windows Updateを無条件に止めていたようで、Defender の定義ファイルの更新も行われないような動作をしていました。

ところが今の仕様(1703 Build15063)ではDefenderの定義ファイルはダウンロードされるように変更されたようです。(もう少し前から同じ動作だったかもしれません。)

バッテリーの持ちとセキュリティ、はかりにかけるのは難しい組み合わせですが、セキュアな方向へ方針をもっていっているのがマイクロソフトらしさと言えますね。

音楽:さかしまだ