Windows10 Creators Updateのリリース日決定!

Windows10 Creators Updateのリリース日が4月11日に決定しました!

これでBuild1703が正式化されます。

一番の目玉はやはり3DやMixed Realityへの対応なのだと思うのですが、
ビジネス用途でも様々な更新が入っています。

特にMicrosoft Edgeでアドインを利用できるようになることは大きい要素ですね。
ほかにも、Windows Updateの一時的な停止など使いやすさの改善が目立つ感じになっています。

一方で、ライフサイクル上、終わっていくものも出てくるのです。
今回のアップデートでBuild 1507すなわちWindows10 初期リリース(TH1)がsupport対象から外れます。今後はBuild 1511(TH2)、Build 1607(RS1)、Build 1703(RS2)までが一般のサポート対象となるのでぜひこれを機会にバージョンアップを行いましょう!

Windows 10 Creators Update coming April 11, Surface expands to more markets - Windows Experience BlogWindows Experience Blog

音楽:Tank!

Office365 グループを復元する機能が追加されました。

先ごろ機能が大幅に追加されたOffice365グループですが、
一回削除された後に復元を行う機能が追加されました。
利用にはAzureAD Powershell v2のPreviewモジュールが必要となります。
Powershell v2 Preview】

PowerShell Gallery | Azure Active Directory V2 PowerShell Module - Public Preview Release 2.0.0.98

管理者権限でPowershellを起動し、以下コマンドを実行することで利用が可能となります。NuGetが必要なので必要に応じてインストールが行われます。

Install-Module -Name AzureADPreview

f:id:mohessu:20170330093853p:plain

グループが削除されると削除済みのストアに移動されます。そのストアから、30日以内であれば復元が可能となるようです。
まだ私の環境では利用ができないようで、コマンドレットは表示されませんでしたが、以下アイテムを復元することができるようなので、紐づくものが一気に回復しますね。
【復元されるアイテム】
Azure Active Directoryのオブジェクト、プロパティ、メンバー
SMTPアドレス
Exchange Onlineの共有受信トレイとカレンダー
SharePoint Onlineのチームサイトとファイル
OneNoteノートブック
Planner
Teams
Yammer

利用方法はGet-AzureADMSDeletedGroupで削除済みのグループを特定し、
Restore-AzureADMSDeletedDirectoryObjectで復元。最後に
Get-AzureADGroupで削除を確認。という流れになります。
他コマンドと同じように、復元には最大24時間掛かるようなので、実施のタイミングには注意が必要ですね。
なお、SMTPアドレス、Aliasは被ることができないため、同じ情報で別オブジェクトを作成しないように注意しておきましょう。

【関連するコマンドレット】
Get-AzureADMSDeletedGroup

Get-AzureADMSDeletedGroup | Microsoft Docs

Restore-AzureADMSDeletedDirectoryObject

Restore-AzureADMSDeletedDirectoryObject | Microsoft Docs

Get-AzureADGroup

Get-AzureADGroup | Microsoft Docs

音楽:エデンの園

WDAGの有効化設定

WDAGの設定ですが、実はグループポリシーに設定があるようです。

以下項目に行くことで4つの設定が行えるみたいです。

コンピューターの構成-管理テンプレート-Windows コンポーネント-Windows Defender Application Guard

【グループポリシーの起動】

gpedit.mscと入力することで起動可能です。

f:id:mohessu:20170329020129p:plain

【グループポリシー設定画面】

f:id:mohessu:20170328024905p:plain

【オンオフ設定】

f:id:mohessu:20170329015341p:plain

【Webサイトの混在を許可しない】

f:id:mohessu:20170329015413p:plain

クリップボード設定】

f:id:mohessu:20170329015534p:plain

【印刷設定】

f:id:mohessu:20170329015602p:plain

まだ機能は有効ではないみたいですが、使えるようになった際にはこの設定をADでポリシーとして当ててあげることで一括設定もできそうですね。

ところで、グループポリシーのタイトルバーを持ちながら移動させた際の動き、このBuildだと変に動くようですね。

音楽:カインとアベル

Windows Defender Application Guardについて

昨年の10月頃に、WDAG、(Windows Defender Application Guard)というものが発表されました。
これは、

【WDAG】

Edgeブラウザ上で「about:applicationguard」と入力することでWDAGの説明画面に移動することができます。

f:id:mohessu:20170328021817p:plain

【Isolated Browsing】

f:id:mohessu:20170328023008p:plain

【Help Safeguard Your PC】

f:id:mohessu:20170328023103p:plain

Malware Removal】

f:id:mohessu:20170328023155p:plain

この状態では何も動かせないようですが、
当初よりCreators Updateでリリースとうたっていたこともあり、
利用できるようになってくれるのではないかと期待しちゃいますね。
また、ローカライズも行われているため、近日中にも使えるようになってもらいたいですね。

音楽:謡い経

Windows10 バッテリー節約機能のダウンロード時の動き

ノートPCで動作させるときに設定しておくといろいろと制御してくれる「バッテリー節約機能」というものがあります。

この機能、画面の輝度をおさえてバッテリーの消費量を抑えてくれたり、PC同期を行わないようにしてくれたりと動作していました。(3rdパーティのアプリなどはそれぞれで対応が必要なので、アプリ開発時はぜひ実装してくださいね。)

f:id:mohessu:20170327001518p:plain

Windows10 1507のころはこの機能、Windows Updateを無条件に止めていたようで、Defender の定義ファイルの更新も行われないような動作をしていました。

ところが今の仕様(1703 Build15063)ではDefenderの定義ファイルはダウンロードされるように変更されたようです。(もう少し前から同じ動作だったかもしれません。)

バッテリーの持ちとセキュリティ、はかりにかけるのは難しい組み合わせですが、セキュアな方向へ方針をもっていっているのがマイクロソフトらしさと言えますね。

音楽:さかしまだ

Microsoft Teamsがバージョンアップしています

 2017/3/14にリリースしたMicrosoft Teamsですが、リリース後もClientのバージョンアップは続けられており、2017/3/23にもバージョンが上がっています。

Microsoft Teamsのバージョンチェック画面】

f:id:mohessu:20170326023602p:plain

どんどん開発が進んでいくことは非常にありがたいのですが、リリースノートを見つけられておらず、どんな修正が行われたのか分かりにくいことが難点です。

というわけで、リリースノートはないのですが、開発状況などをおさえるときには以下サイトが便利です。 

Microsoft Teams - Microsoft Tech Community

ここでは、MS内の開発側からの情報が発信されているため、一次情報として有用です。

また、QAなどから次の機能が生まれることもあるようなので、Teamsに物足りなさを感じている方は投稿してみてはいかがでしょうか。

 音楽:Sprit of place

Office365 Direct Report機能の有効化される時期が変更になるようです

当初3/13からDirect Report用のOffice365グループ作成機能が有効化されるという案内があったのですが、予定していた開始タイミングが急だったこともあり、ちょっと変更となったようです。

具体的にはMC94808の案内が通知されたユーザーにのみ提供する方針となるとのこと。

今後は順次展開となると思いますが、まずは緊急に必要となる方のみ出すという方針になったのかと思われます。
前回の投稿でも書きましたが、やはり急にこれはつらい。と思った人が多かったんですかね。この出し入れのスピード感も今までのマイクロソフトではなかったなぁ。

というわけで、この発表を見て「どうしようか。」と迷っていた方は一いったん時間ができるので、今後に備えておきましょう。

音楽:stray