Windows 365 費用や docs が公開されていました

2021 年 8 月 2 日リリースとなっていた Windows 365 ですが、やはり日本では 3 日のリリースとなったようです。 お昼頃にチェックしたときは Microsoft 365 の管理センター上のサービス購入画面には Windows 365 がなかったのですが、 3 日夜には表示されるようになっていました。

という訳で、状態を見ていきたいと思います。

購入できるセットは大きく 3 つ、既報の通りですが Business と Hybrid Benefit 付きの Business 、 Enterprise となっています。 Hybrid Benefit 付きと Enterprise は値段が同一ですね。

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まずは Windows 365 Business から。
2 か月の検証ライセンスと一般ライセンスがあり、ドロップダウンリストから選択する方式になっていました。検証ライセンスは最大 25 クライアントまでのようです。

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Business の価格は以下の通りで、ライセンスの数は最大 300 までとなっていました。
一番使われるであろう 2 vCPU 8 GB 128 GB を最大数で購入すると月 1,836,000 円。結構高めですね。

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ちなみに Azure Virtual Desktop の価格計算を行ってみたところ、以下のような価格に。
300 人利用の 220 時間 / 月利用( = 20 営業日 11 H 稼働)の場合、月 226,668 円。

マルチセッションだったり、サーバー集約だったりでインスタンスの最適化はできていない感じですが、 Windows 365 の費用感とは大きく乖離が出ています。

https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/

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気を取り直して同様に Hybrid Benefit 付きの Businessを見てみます。

これも検証ライセンス制度はあるようです。

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金額は 16% 割引になるというやつですね。

Azure のリザーブインスタンスのような大幅割引ではないため、そこまで落ちた感じにはなりませんね。やっぱり。

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最後に Enterprise を見てみましょう。
Enterprise はライセンス数の上限がない代わりに Active Directory 連携が必須となっているなど、条件が厳しくなっています。
厳しいといっても、中規模組織ならば揃えていそうな環境条件となっているため、当てはまる人は多そうな気がします。

こちらも検証ライセンスありです。

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金額感は Business と変わりありません。

数の上限がないので 1000 ライセンスなども選べます。
しかし月 500 万を Web で手軽に買えちゃうのは怖いですね、、、

アカウントを乗っ取られないのように MFA は確実に利用しておきたいところ。

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今回は Microsoft 365 管理センターから見ていきましたが、購入は以下のサイトでも行えます。

https://www.microsoft.com/ja-jp/windows-365/all-pricing?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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今すぐ購入ボタンを押せば購入ページに遷移していきます。( Microsoft 365 の Web 購入に似ていますね。)

なお、すでに docs も公開が始まっています。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-365/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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日本語化はこれからのようですが、情報が増えていくのが楽しみですね!

音楽:かわいそうなフェイ