Windows10のInsider Preview Build16232がリリースされました。
先週に続き週次リリースです。
これは1週間ごとのリリーススピードに戻ったのでしょうか。
さて今回の変更点ですが、WDAG(Application Guard for Microsoft Edge)の設定情報永続性がサポートされました。
通常Application GuardでEdgeを開くと、都度初期化された仮想マシンからEdgeを起動することになるため、基本的に情報は残りませんでした。
【Application Guardの説明文】
この説明文にもお気に入りや履歴が残らないことが記載されています。
【お気に入り、リーディングリストが使えない旨が記載されています】
【もちろんInPrivateモードもサポートしています】
設定情報永続化機能を有効にすることで、履歴やお気に入りを保持できるようになります。初期状態では上記のように保存できないので、ポリシーを変更します。
ローカルの管理の場合はgpedit.mscで設定するのが早いです。
コンピューターの構成 - 管理用テンプレート - Windows コンポーネント - Windows Defender Application Guardと移動すると、Windows Defender Application Guardのデータ永続化を許可するという項目が出てきます。(Application Guardをまだ利用したことのない場合はエンタープライズモードでオンにするを有効化しておきましょう。)
項目の説明に、無効化もしくは未構成にすると一度有効化した際に作られたデータは削除される。とあるので構成変更時には注意が必要ですね。
これで準備は整いました。Edgeを起動し、Application Guardを起動しましょう。(ポリシー変更なので変更後はEdgeの再起動が必要です。)
【Edgeのメニューから起動します。】
【初回起動時は遅いです。仮想マシン立ち上げはやはり重い!】
Application Guardの本質は仮想空間。
したがって、仮想マシン系の機能に負荷が高まります。
Vmmemがぐいぐいメモリを吸い取っていきます。(笑)
起動後の画面です。
右下に通常のEdgeアイコンにGuardマークが付いたアイコンが表示されています。
これがApplication Guard for Microsoft Edgeのアイコンとなります。
お気に入りを表示すると、今度は先ほどと違い保存ができる状態となりました。
(フォントサイズなどの問題か、前回のBuildで搭載されたインポート機能の文字が被っちゃってます。)
しかしながら私のPCでは、起動までするものの、インターネットへのアクセスには至りませんでした。オフライン扱いになっていたので、Hypver-Vの仮想スイッチあたりが実スイッチと連動しなかった等だと思われます。
が、Hypver-Vマネージャにもこの仮想マシンは表示されないので、設定変更などは出来なさそうですね、、、
Application Guardの細かな設定ができるようになると、様々な状態を作れて面白そうですね。
そちら側に機能拡張してくれることを期待しましょう!
音楽:American Money