Office365 MyAnalyticsがExchange Onlineユーザーに開放されるようです

なんと年明け早々面白い話題が舞い降りてきました。

Office365 E5で利用可能だったMyAnalyticsがOffice365 Bussinessも含めたOffice365 Suites全体で利用可能となるようです。

MyAnalytics, the fitness tracker for work, is now more broadly available - Microsoft 365 Blog

この内容からはすぐにでも利用可能となるようにも見受けられますが、私の環境ではE3上のライセンスではまだMyAnalyticsを有効化することはできないようです。今後数か月かけて有効化されていくようですね。

f:id:mohessu:20190108011026p:plain

MyAnalyticsを利用したい場合、以下アドレスから直接入ることもできるのですが、E3が有効なだけでは残念ながら通常のDelveのサイトにリダイレクトされてしまう状況でした。

https://jpn.delve.office.com/?v=analytics

MyAnalyticsが利用できると以下のような画面が表示されます。

f:id:mohessu:20190108012437p:plain

今月中にはTeamsやSharePointの利用状況などもAnalyticsの対象となってくるようなので、使い勝手の向上も期待したいですね。

音楽:Veggie

Windows10 Insider Preview Build 18309リリース

2019年最初のInsider Previewは電話番号を用いたマイクロソフトアカウントでのログイン機能の実装がメインとなっていました。

Build 18305でHomeエディションでのみ上記機能を利用できるようにしていましたが、Pro/Enterpriseでも電話番号ログインが実装された形です。早速試してみました。
まずは、Wordアプリなどで作成してみるよう記載されていたので、それに倣ってみました。もちろんPCからも作成可能で、以下URLの下部から同様のページに遷移することが可能です。

https://account.microsoft.com/account?lang=ja-JP

まず行うのは、アカウント作成。サインイン画面よりアカウントを作成しましょうを押下して作成を進めます。

f:id:mohessu:20190106143659p:plain

初期画面はメールアドレスでの作成となるため、または、電話番号を使うを押下していきます。

f:id:mohessu:20190106143742p:plain


すると、国番号と電話番号を入力する画面に。
ここでは頭の0を抜いた電話番号を入力します。(090-1234-5678であれば、9012345678となります)

f:id:mohessu:20190106143811p:plain

あとは名前を入力するだけで作業は完了です。
f:id:mohessu:20190106143951p:plain

すると、電話番号に対してSMSでメッセージが送られてきます。
このメッセージに番号が記載されているので、それを入力していきます。

f:id:mohessu:20190106144039p:plain


入力すると認証が走るので少し待ちます。
f:id:mohessu:20190106144053p:plain

30秒くらいで完了です。これで、電話番号をキーにしたMSAが作成されました。

f:id:mohessu:20190106144105p:plain

続いてこのMSAをPCに紐づけます。設定-アカウント-家族とその他のユーザーより、その他のユーザーをこのPCに追加でMSAでログインできるように設定します。 

f:id:mohessu:20190106125726p:plain

追加を押すと、メールもしくは電話番号を入力するように促されます。先ほど作成した電話番号(今度は先ほどの例でいくと、09012345678になります)を入力します。

f:id:mohessu:20190106125711p:plain

すると、国番号が表示されますので、作成した時と同じ国番号を入力しましょう。

f:id:mohessu:20190106161030p:plain

これで準備は完了です。

記載の通り、ログイン時には認証が入ることを忘れないようにしましょう。インターネットへの接続が必須となります。

f:id:mohessu:20190106134740p:plain

これでアカウントが作成されます。アカウントは国番号から始まる電話番号の羅列になります。

f:id:mohessu:20190106134819p:plain

あとはログインするだけですね。スタートメニューにアカウントが表示されるので、それでログインしていきましょう。

f:id:mohessu:20190106163212p:plain

ログイン画面は残念ながらキャプチャをとることができませんでした。

まだ、調整が十分ではないからだと思いますが、選択した後にサインイン オプションを選択したうえで、PIN入力のボタンを押すと出てくるサインインを押すことで先に進みます。New Userと表示され、しばらくするとログインのためのSMS送信をするか聞かれるので、送信しするを選択し、電話に表示されたキーを入力することで先に進むことができます。

その際にPINコードの設定を促されますので、入力しましょう。

(New Userが表示されているうちはできるだけマウスを操作しておきましょう。画面が消えると操作を最初からやる必要があるようです)

これでログインまで完了です。

ログイン後は以下のようにアカウントの注意などが表示され、パスワードの作成を促されます。これも調整の問題かと思います。

f:id:mohessu:20190106142621p:plain

f:id:mohessu:20190106142643p:plain

そのほか、Windows 起動時にEdgeが立ち上がった時の動作も一部変わっているようでした。

Welcome to your new version of Windows!というヘッダーがMSNに表示されるようになったようです。(この画面は英語表記のMSNですが、天気情報だけは日本ですね。。)

新規ユーザーを作成した場合はそのバージョンの新機能が表示されたりしていたのでいくつか表記があるのかもしれません。

f:id:mohessu:20190106111855p:plain

そのほか、Build 18305の目玉であったWindows Sandboxを起動したかったのですが、スプラッシュが表示された後は動作しないようでした。

やくためしてみたいところです!

音楽:ride on technology

Office365 Exchangeの監査ログの規定値が変更となるようです

今年のマイクロソフトの最重要事項は監査に焦点を当てたのでしょうか。
メールボックスの監査で取得される項目がさらに広がることとなるようです。

現在の監査ログについては、管理者、代理人、所有者でそれぞれ読み取り時のログが規定で異なっていました。MessageBindの項目ですね。所有者のみ既定ではログを取得するようになっています。

Office 365 でメールボックスの監査を有効にする | Microsoft Docs

f:id:mohessu:20190105214106p:plain

2019年2月よりMessageBindをMailItemsAccessedと新たな名前に変更し、既定を3種すべてで読み取るように変更するようです。

その中で重要なのは、このBindが利用できなくなり、MailItemsAccessedに置き換えられるというところでしょうか。海外フォーラムでは、一時的にMessageBindが利用できなくなってしまったという事例が紹介されていました。

https://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/ae02b692-b34e-474b-b43a-b2a72ad1cff5/auditlog-messagebind-deprecated?forum=Office2016ITPro

監査ログの設定を行うケースは、ユーザーの追加などを契機にすることが多いと思います。

2月までは、監査設定のエラーによって取得したかった監査ログが取れていないなどが考えられます。

ユーザー追加時にスクリプトで設定しているケースにおいては、エラーが発生していないか念のため確認をしておいたほうが良いかも言しれませんね。

音楽:Rosario

Office365 Exchange Onlineのログについて、セッションIDを用いた攻撃者と一般ユーザーの判別法が公開されていました

Office365ではセキュリティを重視しており、各種ログから問題発生の有無を追うことができる仕組みが提供されています。

そんな中で、Exchange Onlineのログについて、セッションIDの観点から攻撃と通常アクセスを見分けるための手法が公開されていました。

Contextualizing Attacker Activity within Sessions in Exchange Online – You Had Me At EHLO…

セッション乗っ取りのケースではなく、ユーザーID/Passが漏洩した場合を焦点に、セッションIDを分けて管理することで悪意あるユーザーを見分けよう。というような内容でした。

また、セッションIDは基本認証では取得されないため、基本認証を無効化することを忘れないように。という注意も合わせて示されています。

ログの読み方などは、全般的にわかりにくいところも多いため、こういった内容を示してもらえるのはありがたいですね。

有事が発生した後であれば、こういった観点に目が行きやすいとは思うのですが、平常時から備えておけば、いざという時に役に立つと思います。ぜひ一読しておくことをお勧めします。

音楽:Fingers

Windows10 Future Updateをインストールするときのディスクスペースについて

Windows10の19H1へのアップグレードがなかなかうまくいかないため、新たなマシンを調達しInsider Previewへ変更してみました。
ちょっと古めのPCだったため、空き容量が少なく更新に苦労したので一部を記したいと思います。

まず、通常のInsider Previewと同様にWindows Updateの設定を行います。

以下を参考にしていただくとよいかと思います。

Windows10 Insider Programの設定をおこないました(1803) - ()のブログ

そしてInsider Previewのダウンロードまで終了し、インストールが開始された後にディスクスペースが少ないと、メッセージが急に表示されてきます。

f:id:mohessu:20190102164031p:plain

簡単に言うと、フリースペースが10GB以下なので増やすか、外部ストレージを用意してほしいという内容となっています。
外部記憶装置は手元になかったため、Cドライブの空きを調整する方向にしてみました。上記の外部記憶装置を使用しないをクリックしてディスク容量の状況を調べます。

すると、私の場合、600MBほどさらに用立てろという内容となっていました。すでにごみ箱やダウンロードファイルは削除済みだったので、ストレージ利用状況を確認することに。3つ目のStorage Useの横にあるOpenボタンをクリックします。

f:id:mohessu:20190102164007p:plain

すると、ストレージセンサーが起動し、どこにどれだけの容量を利用しているのかみてとれる画面になりました。確かに10GBの空きまであと600MB程度となっていますね。

f:id:mohessu:20190102164116p:plain

一時ファイルがそれなりに容量を占めていたため、まずはここを小さくしていく方向にしました。すでにWindows Updateの最中ということもあり、一時ファイルは6GBを超えていますが、削除可能なサイズは2GB程度でした。
これは主に以下にあるファイルを指しています。

C:\Windows\SoftwareDistribution\Download

f:id:mohessu:20190102163941p:plain

うまく削除を行うことができたら、以下の画面でRefreshを行いましょう。

f:id:mohessu:20190102164007p:plain

すると画面が切り替わり、状況が進行したことを示す画面に移動します。

f:id:mohessu:20190102170543p:plain

あとはインストールを待つのみとなります。1803のリリース版からの移行だったのですが、意外と日本語化されていない画面が残っていたので、1809に移行時にディスク容量が足りなかったようなケースでは同様の画面が出てくるのかと思います。

そんなに難しい画面ではないため、この画面が出ても対処を進めていきましょう。

音楽:then

Windows10 Network Speed Testを利用したことはありますか?

Windows8のころからあるのですが、Microsoft StoreにはNetwork Speed Testという、インターネットの速度を計測するためのソフトが提供されています。

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/network-speed-test/9wzdncrfhx52?activetab=pivot:overviewtab

f:id:mohessu:20190102153708p:plain

提供はMicrosoft Researchという、マイクロソフトの研究所が行っています。

使い方は簡単で、インストール後、スタートメニューから起動したら左側にあるStartボタンをおすだけ。

f:id:mohessu:20190102173901p:plain

押すと1分程度で計測が終わり、メーターと下部に値が表示されるという作りとなっています。

f:id:mohessu:20190102174235p:plain

最近ではGoogleなど、Webでもスピードテストができる環境が整ってはいますが、
導入も利用もとても簡単なので、利用してみてはいかがでしょうか。

設定などのメニューもありますが、利用にあたっては特に設定などは行う必要はありません。

あくまで簡易利用がターゲットとなるのですが、インストールしておくといつでも利用できるので便利かと思います。

音楽:冷たき血

Windows10 Windows Updateで発生するエラーの一覧を見つけました

最近身の回りでWindows10におけるWindows Updateをどのように組むかで悩んでいる事例が多く出ています。やはりWindows7のEOSが1年ちょっとになったことが影響しているのでしょうか。

そんなWindows10のWindows Updateですが、方式を決める部分がうまくいったとして、ここのPCの状況によってはうまくアップデートを適用できないといった事例も多く発生します。

私自身、Insider Previewの新しいものをあてようとするとエラーとなる状況で、なかなか新しいBuildを試せない状況にいたりします。

そういった際にはまずは設定-トラブルシューティングWindows Updateを試してもらいたいのですが、ある程度上級者になられている方はPowerShellでログを追ってみるといろいろと見えなかったものが見えるかもしれません。

f:id:mohessu:20190102025954p:plain

PowerShellでは、Get-WindowsUpdateLogというコマンドがあり、これを管理者として実行することで、Windows Updateのログを取得することができます。

取得したログはテキストファイルとして出力され、その中でFailedの文字を探すと、どういった対応のさなかうまくいかなかったのかがわかるようになっています。

ただ、このログもエラーコードは出力するもののそれがどういった意味合いなのかは示していません。そこで今回見つけたサイトを紹介します。

このサイトでは、Windows Updateのログに出力されるエラーがどういった類のものなのかを表しており、エラーコードと概要をまとめてくれています。

http://inetexplorer.mvps.org/archive/windows_update_codes.htm

コードやエラー一覧からは大体のイメージをつかむくらいしかできないと思いますが、無いよりは良いと思いますので、Windows Updateで問題が発生したら閲覧してみてください。

音楽:Days