Windows10 動画をキャプチャしてみよう

Windows10には、ゲームバーと呼ばれるゲームの画面をキャプチャするための機能が搭載されています。実はこの機能はゲームだけでなく、ウィンドウの動作をキャプチャする機能でもあるのです。

この機能をうまく利用すると、Office365のStream用の素材を作成することも可能となります。

では、この機能を利用して動画をキャプチャしてみましょう。

まずは対象となるアプリを立ち上げます。例としてEdgeを立ち上げています。

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ここで、Win+Gを押します。すると、画面下部にゲームバーが表示されます。
開くか聞かれるため、「はい、これをゲームとして記憶します。」を押下してください。
チェックボックスのようなものがありますが、そこにこだわる必要はないようです。

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これでセットアップは完了。
中央に赤丸があるので、押下すると録画(キャプチャ)の開始です。

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キャプチャ中は下部にゲームバーが表示されているので、取り終えたら停止ボタンを押して終了します。

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キャプチャされたファイルはVideos\Capturesへ。
エクスプローラーからはビデオ→キャプチャで遷移可能です。

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ゲームバーを一度表示させると、アプリを開くと常に下部にゲームバーが表示されるようになります。すぐに消えますが、これが気になる場合はゲームバーの設定から削除することが可能です。

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ゲームバーを立ち上げたら右側にある設定ボタンを押下します。

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すると設定画面が開くので、一般の一番下部にある「ゲームとして記憶」をクリックします。

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特に注意キャプションもなく画面が閉じられますが、これでゲームバーは表示されなくなりました。

 

手軽にキャプチャができるのが結構な使い勝手ですが、残念なことにエクスプローラーではこの機能は利用できないようです。

また、画面を横断するようなケースも対応ができないので、そういった場合は別途サードパーティーのソフトなどを活用してキャプチャするようにしてください。

 

この機能で作成されるファイルはmp4。

プロパティを見るといろいろと書き込まれるようです。

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ただ、30秒で30MB超えと結構容量を喰うので、そのあたりは意識しておいたほうが良いかもしれません。(フルHDサイズでとっているのが悪いのかもしれませんが汗)

音楽:河鹿沢行き

Office365 Stream アップロード以外の機能について

前回の投稿で、Microsoft Streamに動画ファイルをアップロードしてみました。
しかしながらStreamは動画をアップロードするだけの場所ではなく、共有する機能を有しています。
今回はそれら機能を見ていきたいと思います。

まずはStreamポータルへ。
動画のアップロードが大々的に表示されていただけだった箇所にチャンネルの作成というボタンが加わっています。

【Streamポータル】

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チャンネルとは、テレビのチャンネルと同じように(日本の地上波ではチャンネルに大きな属性がないので、CSなどのショッピングチャンネルみたいなイメージを思い浮かべるとよいかも)同じような属性を集めた動画の集合体です。

教育チャンネルや経営者のこえチャネルなどを用意してみるとよいかと思います。

チャンネルの作成を押下すると、チャンネル名、説明、チャンネルへのアクセス制限、画像を入力する画面が出てきます。

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これらを入力すると、チャンネルの作成が完了となります。

自分で作ったチャンネルはマイコンテンツ内のマイチャンネルに表示されます。

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そのほか、作成メニューをドロップダウンすると、アップロードとチャンネル作成のほか、グループの作成という項目が出てきます。

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グループの作成はその名の通り、Office365グループを作成する機能です。

グループ内でのみ動画を共有したいなどの要望がある場合は、この機能を活用することで共有範囲の制御を行うことができます。

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ただこの機能、Office365グループを無制限でれてしまうのでちょっと厄介です。

Office365グループをユーザーに作成させたくない場合は、事前にGet-AzureADDirectorySettingコマンドレットで作成を抑止しておくなどを検討したほうが良いかも知れません。

詳細は以下を参照してみてください。

Azure Active Directory で PowerShell を使用したグループ設定の構成 | Microsoft Docs

 

さて、ファイルのアップロードとチャンネルの作成がおこなえたら、ファイルをチャンネルに登録しておきましょう。

マイコンテンツ内のマイ動画から該当動画を選択して右側のグループ/チャンネルに追加を使うことで追加ができるようになります。

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追加するチャンネルは一覧で表示されるわけではないので、検索して選ぶ形となります。ユーザー選択と同じ原理ですね。

左側のリストからチャネルを選択してから検索を行います。(なぜかここだけチャネルと訳されています。)

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追加が完了すると、以下のような表示になります。

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マイコンテンツのマイチャンネルから該当チャンネルを選ぶと、以下のように動画が紐づいて表示されるようになります。

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こんな感じでチャンネル内に同じ種類の動画をどんどん追加していくことで、ユーザーは自分が見たいチャンネルを登録しておくと、探す手間を省きながら必要な動画に触れることができるようになるのです。

音楽:Fantaisie Sign

Office365 Streamを利用してみました

 魚のマークが特徴的なMicrosoft Stream。自動翻訳機能や人認識機能など、先進の動画解析技術が搭載されており、使いどころがかなりありそうな感じでしたがあまり触る時間がなく、機能があるんだ。程度で終わらせていたのでちょっと触ってみました。

まずは以下アドレスにアクセスして動画アップロードを行います。

https://web.microsoftstream.com/

【Streamポータル】

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中央にある赤い項目から動画をアップロードしてみます。

クリックすると動画を選択する画面に。
開く画面には対象拡張子の記載は特になく、以下URLから対応可否を確認していく必要があります。

Microsoft Stream の形式とコーデック | Microsoft Docs

 【開く 画面】

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 開いたら動画の既定元を選択します。
字幕機能があるため、既定でどの言語なのかを入力しておきます。

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選択肢はかなり幅広いようです。
字幕生成向け。という観点なら関西語とかあってほしいところですが、グローバルシステムに求めてはいけませんね。

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ここまで設定するとファイルがアップロードされていきます。
アップロードしている最中に、名称やタグなどを付けていきましょう。
既定の言語と異なる動画をアップロードする場合は言語の変更も忘れないようにしましょう。

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アップロードが完了すると、サムネイルを選ぶことができるようになります。
サムネイル選びって重要ですよね。

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ほか、ACLの設定や人認識、コメント可否、字幕の設定などを行うことができます。

【アクセス認証】

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【オプション】

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設定はこれだけ。
後は発行ボタンを押すことで、Streamにファイルを展開することができました。

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アップロードした動画はマイアップロードというポータルに展開されます。ここで動画を押下すると、再生することができます。

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 いいねができたり再生回数が表示されたりと、最新のトレンドをうまく取り込んだ機能を提供してくれます。

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アップロード以外に、チャネルを作成したり、Watchlistに入れてあとおき、後で閲覧したりなど、幅広くトレンドをおさえているのではないかと。

会社内利用が主となるOffice365で動画の取り扱いというのは、正直チャレンジな面も大きいと思うのですが、まずはトレーニングや講義、月次朝礼などの配布に利用してみてはいかがでしょうか。

音楽:ほうき星

Office365 Whiteboardアプリの設定

先日入れてみたWhiteboardアプリですが、実はOffice365の機能の一部だということがわかりました。汗

Windows 10 White Boardがでました - ()のブログ

Office365管理センターのサービスとアドインを見ていると、そこにWhiteboardという項目が追加されています。

【サービスとアドイン】

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設定可能内容を見てみると、組織で利用できるようにするかしないかの2択のみ。

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前回アプリストアからインストールした際には動作しなかったため、今回は動作してくれることを祈りつつ、試しにオンにしてみました。

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オンの状態で再度アプリのインストールに。
所有しているという表示があるので、アプリそのものは同じものの様ですね。

f:id:mohessu:20171220015536p:plain結果、残念ながら今回もスプラッシュが表示されてアプリが落ちる状況に変化はありませんでした。

【スプラッシュから先に進みません】

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イベントビューアー上ではハンドリングできていないエラーが表示さていました。この内容も変わらずですね、、、

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多分何か問題が起きているのだと思うのですが、次のInsider Previewで改善されることを願っておきたいと思います。

音楽:赤い太陽

Windows10 設定アプリの動きについて

コントロールパネルが利用しにくくなってからWindowsコンフィグレーションの中心となった設定アプリですが、よく利用するものを探しやすくするため、この画面内の項目をスタートメニューにピン留めすることができます。

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やり方は簡単。右クリックを行いスタートにピン留めするを選択するだけです。

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タイルをピン留めするか聞かれるので、はいを押下することでスタートメニューに移設が完了します。

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右側のメニューに更新とセキュリティが追加されています。

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この対応は、サブメニューでも設定できるので、よく使うものを集めておくことで、オリジナルのサブメニュー群を作り出すことができます。

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こんな感じにいろいろな機能をまとめて配置することができます。

【まとめボタンを作り】

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【展開すると、いろいろな機能が】

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ちなみに余談ですが、設定のアイコンはタイル以外に横長メニューになったりします。

アプリの表示サイズに起因して自動的に表示サイズが変わるようになっているようなので、タイルスタイルがお気に召さない場合はサイズを少し小さくしてみるなど行ってみてはいかがでしょうか。

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音楽:季節が変わる頃

 

Office365 Teamsのアクティビティが表示できるようになっていました。

Office365 管理センターに表示されるユーザーアクティビティですが、いつの間にかMicrosoft Teamsが表示されるようになっていました。

【管理センター:アクティブなユーザー】 

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アクティブなユーザーのダッシュボードを選択すると使用状況の表示画面に入れますが、下部にMicrosoft Teamsでのアクティビティの表示があるので、それを押下することでさらに細かな情報を取得できます。

【使用状況】

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表示可能な情報は、ユーザーのアクティビティは4つ、チャネルでのやり取り、チャットでのやり取り、通話、会議となっています。
Skypeの場合取得可能なアクティビティはP2Pセッションと開催、参加の3つだったのでより細かく見ていくことができるようになったということでしょうか。

また、切り口は他と同様にアクティビティの数と利用ユーザーの数の2種類が用意されています。

【アクティビティの総数】

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【ユーザーの利用数】

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下部には詳細が表示され、人(アカウント)ごとの利用状況が表示・エクスポートできるようになっています。

採取処理日はUTCで、残念ながら時間の概念がなくエクスポート情報にも入っていないので、日との関係は日本での利用時は割り切っておく必要があります。

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それにしてもTeamsの補助機能が充実してきた感がありますね。
ログ取得などはいまだ一筋縄ではいかず、SharePoint OnlineとExchange Onlineの複合でとる必要があったりと、多少手間はあるのですが使える状況なのは変わらないので、動向を見守っていらっしゃった方々もそろそろ本腰を上げていける時期かもしれません。
使いどころは多々あるので、導入がまだの方は検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:奇跡の海

Office365 不思議なOffice365アイコンの差

Office365を利用していると、メニューを用いてアプリケーションを行き来するケースが多くなってくると思います。
そのメニューが最近新しくなってきていることはお伝えしていますが、アプリのアイコンも時折進化してきました。
2017年12月時点でのアイコンおよびアイコンの表示域によって異なる差を調べてみました。

今回調べた場所は以下アドレスから見える範囲です。私の利用しているテナントがE5であったためE5+α(個別有効化している機能)のアイコンが対象となっていることご了承ください。

https://www.office.com/

【Office365ポータルで表示されるアプリ】

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ポータル上、アプリのアイコンは左メニューから表示できるランチャーアプリのものと、ポータル上部に表示されているアイコンの2種となります。それぞれ、「すべてのアプリ」、「すべてのアプリから探す」リンクを押下することで、通常表示されているよく使うアプリ以外の利用可能なアプリが表示される状態となります。

まずは表示されている全アプリから。

【ランチャーアプリ】

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【ポータルのアプリ】

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それぞれ見比べると、3か所違いがあることに気が付きましたでしょうか。

下に差があった部分を記します。

左がポータル、右がランチャーのアイコンです。
セキュリティ・管理(管理者)に差が出ています。

セキュリティはポータル側は中がない線のみで構成されるのに対し、ランチャーは南京錠のマークが施されています。
管理は歯車の色が反転している形ですね。というか、名前もちょいと異なるという説明書泣かせな感じに仕上がっているようです。

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さらに、ランチャーにはストアというものがありますが、ポータルにはストアは表示されていません。
ただ、ポータル側は右上にストアというボタンがあり、これが同じサイトを参照しています。(https://store.office.com/redirect.aspx

【ランチャー】

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【ポータルにはボタンのみ】

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大枠では単なる表示というレベルではありますが、こういった些細な面が利用者の使い勝手を左右することもあるため、利用者への展開を行っていきたいところですね。

音楽:Hallelujah