今週は Windows 11 Insider Preview Dev Channel のリリースはありませんでした。
しかしながら今週は 22H2 版 Release Preview Channel のリリースは行われており、次の Windows Updateへ備えての動きとなっています。
2023 年に入ってからの Windows Update をまとめてみたのですが、右側の一般リリースの前には Release Preview もしくは Beta のリリースが行われていることが分かります。
というか、こうして並べてみるまで意識していなかったのですが、 Build 番号もリリースに合わせて巻き戻ることなく更新されていますね。 1 月 26 日のみ同日に異なる Build 番号のものがリリースされていますが、 22H2 のプレビューとして出ているものなので、 Release Preview に合わせたものがリリースされただけでしょう。この辺りが Enablement Package 技術を用いて機能の有効化を行っていない。というところにつながるのかもしれません。すなわち内部的には通常リリースと Beta 、 Dev の 3 パターンだけになっているという感じですかね。
22H2 のリリース情報は以下のサポート情報にまとまっているので気になる方は一読しておくと良いでしょう。
さて、今回の Release Preview では新機能が続々と用意されていました。
ARM 版で利用可能な Windows Studio Effect やついこの間 Dev Channel で利用できるようになった検索バーのパターン化、タスクトレイの更新などが行われています。
基本的に Dev Channel で提供されていたものがそのまま乗ってきている感じなのですが、メモ帳のタブ化などは先送りされたみたいですね。
しかしながらこの機能増加感は 23H1 のリリースに相当しそうな変更量ですね、、、
組織でのリリース適用については、状況をよく見ておく必要があるかもしれません。
なお、 Beta Channel では、オプトアウトの準備が始まったようです。 2023 年 3 月 8 日まで Beta Channel の解除ができるようになり、 3 月度の Windows Update 以降通常の Build に戻すことが出来るようになったようです。
最近のあいまいな位置づけからこういった方向になったということなのでしょう。
Release Preview に戻すパスはないので、ほかの Build に変更したい場合は通常版に戻した後に変更するという形をとれということなのかなと。
最近の Windows 11 はインパクトの多い変更が少なく安定した修正を重ねている感じがあるので、この変更は何かの兆しなのかもしれません。
今後の Windows 11 の動きに注目しておくのも面白いかもしれません。
音楽:Chance to shine