今週の Insider リリースは大変な量の更新がありました。
量は機能の話ではなく、リリース数の話です。
最近 Release Preview の扱いが分からなくなってきているのですが、
今回は以下 5 種のリリースが行われています。
Release Preview Channel
Windows 10 Build 19044.2192 ( 21H2 )
Windows 11 Build 22000.1163 ( 21H2 )
Windows 11 Build 22621.754 ( 22H2 )
Beta Channel
Windows 11 Insider Preview Build 22621.870 and 22623.870 ( 22H2 )
Dev Channel
Windows 11 Insider Preview Build 25227
Windows 10 は Release Preview で直近の Windows Update に対応したもの、
Windows 11 は全 Channel で展開。
更に Windows 11 は 21H2 と 22H2 の展開があるため、それぞれ Windows Update 向けの更新という感じでしょうか。
Windows 11 22H2 が発表されてから顕著になったのですが、 年 1 回の FU 以外でバージョンアップが行われるという今の制度においては Windows Update 向けの Release Preview が必須なんでしょうね。
というわけでいつも通り Dev Channel に向けて更新されたバージョンを見ていきたいと思います。
今週取り上げられていたのは Win + V の履歴付きクリップボードでパスワードボックスサポートです。
そもそもパスワードをコピーできるところに持っているのはあまりよくないのですが、
ネットシステムで初回サインイン用にメールが送られてくるケースなどでは、コピーできることがうれしいこともありますよね。
パスワードは履歴として保持し続けるのもあまりよくないので、こまめに削除するのも合わせて行う必要がありそうな機能ですね。
続いて Wi-Fi とイーサネットの設定画面にゲートウェイが表示されるようになったとのこと。
以下図では IPv6 デフォルト ゲートウェイとして挙がっています。
この辺りは旧ダイアログや ipconfig /all を使ってチェックしていた人もいると思うので、一元的に見えるようになるのはありがたいですね。
そしてアナウンスは数回前から行われていた、新しい検索ボックスが私の環境にもやってきていました。
最近使ったファイルが表示されるようになって、 News などが消えました。
News はウィジェットがあるので、ウィジェットを活用できない要因にも見えていたので、これはこれでありなのかと思います。
そのウィジェットも、メニューの位置を変更するなど対応が入っているとのこと。ただ、私の環境にはまだ来ていないので今後出てきたらチェックしたいところです。
そして、タスクバーを右クリックした際のメニューにタスクマネージャーが追加された話は前回までに行っていると思いますが、日本語化されていました。最近はリリースと共に日本語リソースも用意されていたので、遅延で変更されるのはちょっとイメージがありませんでしたが、この名前で落ち着くのかな。
さらにグルーポリシーに更新プログラムの更新タイミング、再起動の延期の最長期間に関する項目が追加されています。以下の個所ですね。
管理テンプレート - Windows コンポーネント - Windows Update - エンド ユーザー エクスペリエンスの管理
品質更新プログラム( QU )と機能更新プログラム( FU )とで項目が分かれたのも新しいところです。
期限はインストール開始までの期限、猶予期間は再起動の期限ですね。
期限は 2 日、猶予期間は 7 日となるのがデフォルトのようでした。
最後に今回のバージョンは ISO が出たようです。
この時点でダウンロードできる ISO は以下の通りです。
https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewiso?WT.mc_id=M365-MVP-5002496
Ignite 2022 が終わってこれから加速されていく感じでしょうか。
ちょっと注視してみたいところですね!
音楽:風蘭