何度かお伝えしてきましたが、 2022 年 10 月 1 日を以て Exchange Online での基本認証サポートが終了しました。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/exchange/clients-and-mobile-in-exchange-online/deprecation-of-basic-authentication-exchange-online?WT.mc_id=M365-MVP-5002496
終了までの間、コロナが拡大したりで、数度延期が行われてきましたが、今回は延期なく終了となっています。
特に 10 月 1 日が土曜日のため、本格的に問題が見えるタイミングは月曜になりそうな気がしているのですが、社内システムなどで動作不備などが出てきた場合、この辺りの動作をチェックしてみるのが良いかと思います。
今回、 10 月 1 日で接続が行えなくなるのでインパクトが大きいと考えたのか、上記 learn ページでは、一度無効になっても再度有効化させれば 2022 年 12 月 31 日までは有効のままにすることができる旨が記されていました。
あくまで移行忘れのための緊急措置に近く、一度は停止されたうえでの設定変更が必要となっています。問題が出た、”忘れられていた”システムはこの 3 か月の間に改修を行ってくださいといういなのでしょう。
確か1週間ほど自動的に無効化される期間を用意するなど、万全になるよう備えていたマイクロソフト側も、念には念を入れて対処しておきたいという考えがあるのかと思います。
(古い Outlook でアクセスできなくなった。などが大いに起こりそうではありますよね。)
この期間も、今度は伸びないと考えて、確実に移行を進めておきましょう。
この対応が済めば、晴れて Exchange / Outlook の安全性やセキュリティ強度が高まります。これを機に多要素認証などの機能を取り入れていくなど、組織全体のセキュリティ強化を行ってみてはいかがでしょうか。
音楽:佃島やりっぱなし