Teams は OneDrive for Business や SharePoint をファイル共有基盤として利用している仕組みですが、それぞれの仕組みは Teams を前提としていなかったことから、その動きにはどうしてもひずみが起きていました。
その一つがチャネルとドキュメントライブラリーのフォルダの紐づけであったのですが、 SharePoint 側に改修を入れるという方法でこのひずみを解消する方向で追加機能をリリースしたようです。
まずは見ていくのが良いと思うので、 Teams のチャネルを選択し、 SharePoint で開いていきましょう。
すると Web ブラウザーが起動し、 SharePoint のドキュメントライブラリにあるチャネルのフォルダーが開きました。
ここまでは今までも同様の動きなのですが、一つ上のドキュメントライブラリのルートフォルダーに移動してみてください。
ルートフォルダーにチャネル内という表示個所が追加されているのです。
最初は閉じているので、展開してみると General (一般)とその他チャネルの名称が表示されています。
ここまではあまりすごそうな感じがしないかもしれませんが、上記チャネル内とサイト ライブラリ内の名前の違いを見ていただけますでしょうか。
これ、チャネル名を変更するとフォルダー名は最初につけたチャネルの名のままとなり、ずれが生じるんですよね。
チャネル内の方からプロパティの編集を見てみたところが以下ですが、チャネル名は変更できず、フォルダー名のみ変更できるようになっています。
今までこの内容を見ることができなかったため、名称変更すると紐づく箇所が分からなくなっていたのですが、これで安心して名称変更できますね。
ちなみにこのチャネル内という表示域は専用の領域となっているようで、ビューの変更を行ったりグリッド編集を行ったときも上部に残り続けていました。
正直なところ、 SharePointメインで利用していると少し邪魔だったりするので、 SharePoint では標準のドキュメントライブラリーを利用せず、新規アプリとしてドキュメントライブラリーを新たに作ってからの運用とすることをお薦めしておきます。
音楽:戦後処理