Microsoft Defender for individuals が発表されています

2022 年 6 月、 Microsoft 365 関連に新たな機能が加わりました。

Blog でのアナウンスとなっていますが、セキュリティを高めるための機能群となっているようです。

https://www.microsoft.com/security/blog/2022/06/16/making-the-world-a-safer-place-with-microsoft-defender-for-individuals/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

といっても個人向け限定の機能で、 Microsoft Defender for indivisuals という名前の通り、マルウェア対策や EDR を行うような部分に焦点を当てたようです。日本では Microsoft Defender の名前で、 Microsoft 365 Personal にバンドルする形で販売するみたいですね。

以下が日本向けのサイトとなっています。 QA もあるので早速見てみましょう。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-defender-for-individuals?rtc=1

まずはどのサブスクリプションで利用できるか。ですが、 Microsoft 365 Personal のみでの扱いになっています。単品売りはなさそうな感じです。

海外では Microsoft 365 Personal と Family での取り扱いとなっていました。 Family は日本でも販売してほしいものの一つですね、、、

次に見ておきたいのは以下でしょうか。

そもそも Defender って種類が増えすぎていてよくわからない。という方も多いと思います。

ここを見るとこの Defender for individuals の位置づけが見えます。

要約すると Windows に付属する Defender マルウェア対策保護はこの Microsoft Defender には含まれず、Android, macOS, iOS がターゲットになるという感じですね。

Windows の Defender は Windows Security の一部として記載されています。

Defender はそのほかに Microsoft Defender for Endpoint やら Microsoft Defender for Business などがあります。 Microsoft Defender for Office 365, Microsoft Defender for Cloud Apps, Microsoft Defender for Identity なんていうのもありますね。

これらは Microsoft 365 Defender に属するのですが、何が何だかって感じになりますよね。笑

分かりやすい区分けは以下 docs を見るとよいでしょうか。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/security/defender/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

若干ブレもある感じがしますが、 Microsoft 365 Defender という大規模組織向けの全体像があり、 Defender for Business が中小企業向け 、 Defender for indivisuals が個人向けという役割分担ですね。

個人向けには マルウェア対策と通知関連のダッシュボードを提供し、中小企業向けには脅威関連の分析回りを追加するという感じです。ここまではほぼ Defender for Endpoint に属する形ですね。

大企業向けにはさらに Office 365, Identity, Cloud Apps を規模に応じて付与してする感じになるので、自身の環境に応じて買い分けてほしい、全部入りが欲しければ Microsoft 365 Defender にしてほしい。というイメージでしょうか。

今回の発表は個人向けの強化ですが、やはり Emotet などを中心に活発なウイルス活動を抑止するためにはこういった機能が必要になりますよね。スマホの保護もできるようになった Microsoft 365 Personal 。かなりお得感が高い状態になってきましたね!

音楽:Parceque C'est Toi Lyrics