Internet Explorer 11 が EOS となり、次に意識が必要となるのは Exchange です。
Exchage の基本認証でのアクセスは 2022 年 10 月 1 日で無効とされる見込みとなっています。
概要をかいつまむと、 Outlook や EWS 、 リモート PowerShell 、 POP/IMAP 、 Active Sync では基本認証が使えなくなります。 SMTP Auth を利用しているケースではプリンターなどの据え置き機器の観点から利用がある場合は引き続き有効のまま、利用がない場合は無効にされるといった具合です。
多くの方に関係するのは Outlook アプリでのアクセス、 Becky のようなメールアプリを用いたアクセス、そしてバッチ系のアクセスでしょう。
基本的にすべてのアクセスで問題がないか確認を行っておくことが必要となります。
Microsoft 365 管理センターをチェックされている方はメッセージセンター上に以下のようなメッセージが入っていることに気が付いているかもしれません。
ここの表記に 0 以外の数値が入っていると、接続実績があるということになります。
コードの場合は改修が必須ですが、 Outlook の場合、先進認証を有効化するだけで対応が完了するという場合もあります。
2017 年ころから Office 365 を利用している場合、先進認証がオフの場合があるので、管理センターの設定 - 組織設定 - サービスから Modern authentication 内のチェックボックスが有効となっていることを確認しておきましょう。
Outlook が手元にあれば Ctrl を押しながらタスクトレイのアイコンを右クリックすることで表示可能な接続状態をチェックしてみましょう。
ダイアログが表示されたら認証の列をチェックしてください。
この値がベアラー* となっていれば先進認証となっており、基本認証の終了の影響は受けません。
Outlook 2013 以前ではレジストリの有効化や KB のインストールが必要となってきます。以下の docs などを参照いただき、設定を行っておきましょう。
10 月まではあと数か月あるので、今のうちに問題をつぶしておきましょう!
音楽:狼煙