OneDrive for Business はファイルの置き場所という元々の役割から徐々に行えることが増えており、今では SharePoint の情報を集めたリンクを含めることができるようになっています。
これを共有リンクという名で呼ぶのですが、いままでこの共有リンクは OneDrive for Business のルートにしか置くことができませんでした。
この共有リンクですが 2022 年 4 月ごろからルート以外にも配置できるように機能が改善されたようなので今回はこの動きを見ておきたいと思います。
まず共有リンクの作成ですが、モダン UI で行います。共有リンクはフォルダーでのみ作成できるので、フォルダーを選択すると現れるボタンを押すだけで OneDrive for Business にリンクが作成されます。
うまくいくとこんな形で詳細ウィンドウにポップアップ表示されます。
この状態で OneDrive for Business を見てみましょう。
すると通常のフォルダーとは異なり、鎖のようなマークの付いたアイコンが表示された行が追加されているのが分かります。
これが共有リンクですね。この共有リンクの三点リーダーに移動するという項目がありますが、これを押下すると場所を移動できるようになるというわけです。
移動するボタンはこのようにダイアログベースで移動先を選択します。
ここに移動ボタンを押すとそのフォルダー内に移動することができました。
他にもフォルダーをドラッグアンドドロップすることでも移動できます。
こんな感じにアイテムを移動するという Tips が表示されていれば移動ができる状態です。
移動が完了すると詳細ウィンドウにその旨が表示されました。
今まですべての共有リンクがルートの一か所に集められてしまったこともあり、使い勝手が悪かったのですが、この変更でフォルダーごとに分類することができるようになりました。
SharePoint へのリンクフォルダーを作成し管理すれば、ショートカット集のような形でも運用ができますね。
この機能をうまく使いこなしデータの整理に活用していきましょう。
音楽：lava
