先日 Windows 11 のパッケージ版がリリースされた話をしましたが、 2022 年 4 月 6 日夜、ビジネス向けユーザーに対し Windows 11 の訴求のギアを一段上げるイベントが開催されました。
イベント自体は米 Microsoft 主催のリモート開催だったのですが、同時翻訳が入り日本人でも非常にわかりやすいイベントでした。
最近のイベントは翻訳力がとてつもなく高くなっていますね。技術用語もそつなくこなされているイメージです。
というわけでぜひ動画を開いてみていただきたいところですが、基本は Windows 11 Insider Preview で案内されているものも多く出ていました。そんな中でもちょっと気になったものをピックアップしたいと思います。
ちなみに 7 分過ぎから機能をまとめた映像が流れます。
まずは Windows Vista の頃からあるトーストです。
右下に出てくる伝統がありますが、大型画面やマルチディスプレイ環境では気が付かないことも多く、そこに改善が入るアナウンスが。
作業しているウィンドウ上にトーストを出してくれるようになるようです。
このイベントはハイブリッドワークを題しているのですが、セキュリティ関連の取り組みも紹介されていました。そもそも Windows 11 自身がセキュリティ改善をターゲットに Windows 10 から派生した形なので、一番歌っていきたいところなのかと思います。
入力した ID パスワードが外部に流出していないかチェックし、危険そうであればパスワードの変更を促すような機能が。フィッシング対策となるイメージです。
Microsoft は世界で 2 番目に攻撃されている組織ということもあり、様々な攻撃手法論が集まってくるので、こういった機能を組み込めるというわけですね。
これはちょっと驚いたのですが、新しいデスクトップボタンに Windows 365 の呼び出しを組み込むようです。
画面を切り替えるようにクラウド PC を呼び出して利用するという形です。
リモートデスクトップを起動するのではなく、画面の遷移というやり方で Windows 365 が起動できる形です。かなり画期的!
Windows 11 ではないのですが、ハイブリッドワークに欠かせない Microsoft 365 の Teams についても面白い機能がアナウンスされました。会議時のカメラに Eye contact というものが。
これを有効化すると、目線が相手を見るように補正をかけてくれるようです。
Teams では Mesh などでアバターやメタバースの方向を目指しているはずですが、こういった自然な画像処理はビジネスの場ではとても重宝しそうです。
カンペを読んでいることも悟られなくなるわけですから、これが搭載されたら常に有効化しそうな機能です。
ほか、エクスプローラーの更新もアナウンスされていました。ホームという新しい画面が追加されています。 イメージはクイックアクセスの画面に近い形ですね。
クイックアクセスと大きく異なるのは、アクティビティが出てくるようになるところです。
データが Microsoft 365 上にあることが必要なようですが、直前に何が行われたかわかるため、作業を思い出すのに一役買いそうな機能です。
このような形でアナウンスされているということは、次のアップデートで取り込まれる可能性が高いものになるのかと思われます。
Windows 11 も今後の動きがさらに楽しみになってきますね!
音楽:2nd life