Microsoft 365 は様々な機能が利用できるため、時に知らずのうちに機能が増強されているということが多々あります。
今回はそんな機能の中で Power Platform に関連するものを見ていきたいと思います。
以下の docs に記載されている内容ですが、 Power Apps や Power Automate に関して、テナントレベルで分析が行える機能が追加されたようです。
Power Apps の管理センターではもともと作成した環境ごとに分析ができるようになっていたのですが、それを統合して一つの枠でチェックできるようになるということですね。
この機能は有効化が必要なのですが、さっそく設定を行っていきたいと思います。
まずは Microsoft 365 管理センターに入り、すべての管理センターを開きましょう。
その中で Power Automate という項目があります。 これが Power Platform 管理センターへの入り口となっています。
直接アクセスする場合は以下に行きましょう。
https://admin.powerplatform.microsoft.com/
この管理センターの設定ボタンを押し Power Platform の設定に入ります。
すると一番下に分析という項があり、テナントレベルでの分析を有効化することができます。
トグルをオンにして保存ボタンを押すと、サービスの使用条件が表示されます。
これは、テナントのデータを分析用のデータストアにコピーするために許可となっているようです。
この画面で「有効にする」を押下することで機能を利用できる準備が整いました。
この機能は最大 12 時間ほど準備に時間がかかるようで、利用できるようになると分析の画面の右上にあるフィルター部分でテナントを選択できるようになるみたいです。
個々の傾向分析も大事なのですが、 Power Platform を Microsoft 365 で利用していると管理範囲の全体がどうなったのかというのは知りたい部位になるのではないでしょうか。
うまく活用して追加購入などのアクションに備えていけるとよいですね!
音楽:Chick's Diner