Microsoft 365 は利用していると新機能が続々と入ってくる仕組みです。その新機能の一つに新たな関数を作成できる LAMBDA 関数というものがあり、最近利用できるようになりました。
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/bd212d27-1cd1-4321-a34a-ccbf254b8b67
要は VBA など書かずとも新しい機能を作れるようになったということです。
この仕組みを利用するには Current Channel の Excel で数式バーに =LAMBDA と入力して関数の挿入ボタンを押せばよいのですが、正直よくわかりません。
実はこの LAMBDA 関数の利用をサポートする Office アプリが公開されているので紹介していきたいと思います。
そのアプリは Microsoft Garage というプロジェクトで作られているので、サイトから取得していきます。サイト下部にある Projects から Advanced formula environment を選択しましょう。
https://www.microsoft.com/en-us/garage/
そのあとで Available on という文字の下部にある Web マークを押しましょう。
直接行く場合は以下のアドレスです。
Get it now を押してみましょう。
最初にサインインを行います。このアドレスは組織アドレスでも MSA でも構いません。 Microsoft 365 Apps のサインインと同様にしておく形が良いですね。
サインインしたら利用のための情報入力を行っていきます。
チェックボックスも忘れずに読み、 Continue を押していきましょう。
さらにアカウントの選択を行っていきます。
これでようやく導入できる段階に。 Open in Excel ボタンを押していきましょう。
Excel が起動し、ホームリボンにツールが表示されれば成功です!
早速押してみるとツアーを見るか、サンプルを見るか選ぶことができます。
サンプルを見る IFBLANK という関数が!
ISBLANK を使って結果を分ける関数ですね。行を分けて表示できるため、構造が分かりやすくなっています。
この関数を利用するには Manager の下にあるリサイクルマークをクリックしていきます。
すると確認画面が出てくるので、 Allow を押しましょう。
これでこの関数が利用できるようになりました。
IFBLANK の 1 つ目の引数がからの場合は empty を返します。
1 つ目の引数に値があればその値を返すという感じです。
この新しく作成した関数は関数の挿入ボタンで表示した関数の引数ダイアログも利用することができます。ただし、引数の説明はない感じですね。説明も書けるとよいのですが。
このツールですが、 Office アプリで Web にあるデータをホストする形になっています。そのため画面が表示されない場合があるようです。その場合は右上の < マークから再読み込みを選び、描写をやり直してみましょう。
LAMBDA 関数は利用シーンが多くありそうな関数です。ぜひこのツールを活用して様々な関数を作っていきましょう。
音楽:Go Ri A Te