Microsoft Teams Essentials がデビューしていました

2021 年 12 月 1 日、 Microsoft Teams に新たなエディションが仲間入りしました。
Teams Essentials です。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/compare-microsoft-teams-options?activetab=pivot:primaryr1

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位置づけは組織での業務向けとなっており、個人利用を想定したものではありません。

無料版の Teams と大きな差もないように思えますが、違いを見てみましょう。

まずは会議の長さと参加者の上限です。

60 分→ 30 時間

100 人→ 300 人

と大幅な増加が見て取れます。

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続いてチャット系です。

ユーザーは小規模組織向けなので最大 300 名までとなっていますね。

(無料版でも 100 名規模の組織で利用できたのがちょっと驚きでした。)

あとはストレージ領域が 5 GB → 10 GB と増加しています。

チームサイトの容量となります。

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そして最後に 24 時間のサポートが付くというところでしょう。

費用の大半は個のサポート対応分と思えるような価格構成に感じますね。

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実際 Teams Essentials の上位である Business Basic であれば、メールや OneDrive for Business の 1 TB 容量、 Web 版の Office まで使えて +110 円なので、メールなどを統合してしまえば Business Basic のほうが費用対効果が高くなる可能性もありますね。

ちなみに FAQ をチェックしてみると、 Teams Essentials と Teams Essentials (AAD Identity) の 2 種類があるようです。

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ということは Teams Essentials は組織アカウントではなく、マイクロソフトアカウントで Teams を広く使えるという利点があるのかもしれません。

組織としての利用ではないパターン(個々のユーザーがそれぞれ独立してアカウントを持ちたいようなケース)では Teams Essentials の出番となるように感じます。

中々ニッチなところを攻めてきた感もありますが、小規模での利用を考えている方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

音楽:恋こころ