Microsoft 365 の Exchange Online でシステム間連携を行うときに昔よく利用されていた EWS ( Exchange Web Service )ですが、 2022 年 3 月 31 日付で一部機能が EOS を迎えることがアナウンスされていました。
一部機能というのは以下の 25 機能となっています。
これらの機能は、利用頻度が少ないものということで選ばれたようなのですが、これは終わりの始まりということで、今後どんどん収束する方向に向かうことは間違いありません。
現時点でもすでに 2022 年 9 月 30 日付で EWS へのアクセス権限付与が行えなくなることが決まっているようです。
最近のシステムは Microsoft Graph を利用するようになってきているのであまり影響はないかもしれませんが、数年前までは普通に利用されていたため、ある程度の期間稼働しているシステムはチェックを行っておいたほうが良いかもしれません。
個人的に EWS でよく使っていたのは予定表情報の抜き出しなどですね。
全体的に速度の出にくい仕組みであるため、工夫を重ねて実装した記憶がよみがえってきます。
EWS を利用されている方は昨年の認証変更で手を加える必要があったため、ある程度手を加える必要があるシステムは見えているのではないかと思います。
EWS が完全終了となるのはまだ先だと思いますが、今のうちに対応の検討を始めておきましょう。
音楽:臥龍