インストールまで行っていた Windows Server 2022 ですが、その後の内容を確認していなかったのでここで紹介していきたいと思います。
基本的には Windows Server 2019 と同じような作りとなっています。
まずはスタートメニューから見ていきましょう。 Windows 11 よりも先にリリースしたため、 Windows 10 ベースのメニュー構成ですね。
大きな差は Microsoft Edge が組み込まれたことでしょう。
Windows Server のナンバリングバージョンは LTSC の扱いのため、今まで頑なにこの手の自動更新アプリを拒んでいたのですが、 Internet Explorer の EOS もアナウンスされているため、そんなことも言っていられなくなったというのが現実なのかと思われます。
ただ、そんなことを言いつつも Internet Explorer はインストールされているため、 2022 年の IE の EOS までは活用できるようですね。それ以降は Microsoft Edge の IE モードを利用することになります。
アプリとして XPS ビューワーが追加されたのは面白いところですね。
Windows 簡単操作内も基本変化はないのですが、なぜかナレーターのアイコンが新しいものにさし変わっていますね。
起動した感じは今までと変わっていませんでした。
Windows 管理ツール内には印刷の管理がいなくなっていますね。
プリントサーバーの管理ができる機能だったのですが、、、
この印刷の管理は MMC 上にも表示されなくなっていました。
Universal Print の機能がリリースされているので、そちらを使えということなのかもしれません。。。（ Azure を使う機能なので、ライセンスが別途必要になるはずなのです、、、）
最後は Windows セキュリティのアイコンの変化と検索メニューの削除ですね。
どちらも大きい話ではないです。
やはり一番大きい変化は Edge の導入ですね。
起動してみると Windows 10 と同じ動きをしてくれます。
以下アドレスを入力してバージョンを見てみると、、、
edge://settings/help
最初は Version 86 でスタートのようですが、すぐに更新が走り始めました。
結果 Version 94 （すなわち最新）に更新され、安全な状態となる形のようです。
更新後の新機能案内も同じ形ですね。
LTSC といえど、ブラウザは最新になっていく。ということは重要な内容なので覚えておきたいところです。
最後に Internet Explorer 11 も起動してみましょう。起動時の動きは今まで通りですね。
IE のバージョン情報を見ると Windows Server 2022 の文字が。
この辺りは更新がなされているようです笑。
Windows Server 2022 は単体で見ると Windows Server 2019 との差があまりないものとなっているのですが、 Azure とのハイブリッド環境を作っていくための要になるような立ち位置になっています。
運用管理からの解放を考えれば完全クラウド化が望ましいところですが、現実的には一元的に行えるものではなく、徐々に移行していくほかないのが一般的な組織の内情ではないでしょうか。
その際には Windows Server 2022 を経由させることで Azure File Sync などの構成を容易に取り入れることができるため、有効な活用が見込めると思います。
詳しい新機能は以下 docs にもあるため、一読しておくことをお薦めします！
音楽：あばれ
