Windows 11 はインストール要件が非常に厳しくなり、セキュリティに対して厳格な態度で挑む意欲的な OS となっています。
が、 Windows Insider Preview 開始時はすそ野を広げるためか、要件未達の PC にもインストールできるように配慮がなされていました。
この配慮について詳細がアナウンスされていたので紹介したいと思います。
簡単に言うとレジストリで要件未達 PC にインストールを行うオプションがあり、有効化されている場合はインストールができる。というわけですね。
そのレジストリは以下。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup
名前:AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU
値:DWORD 1
ちょうど仮想環境に対応した PC と非対応の PC があったので確認してみました。
まずは非対応の CPU を搭載したマシンから。( AMD A8 )
Insider Preview でインストールを行いました。
レジストリを見てみると、この値が設定されていました!
この値が設定されていても Insider Preview を設定することはできないようです。
ハードウェアの要件未達。と書かれてしまいました。
(というか、 Win 10 の Preview に戻せなくなっていますね、、、)
続いて対応 CPU である Ryzen 5 ( 2 世代)を搭載したケースです。
こちらでは MoSetup キー自体が存在していませんでした。
というわけで、このレジストリは有効活用されていたようですね。
Windows Update が行えるのかなど、まだ未知数な点はあり、この対応自体が非推奨であると明言されています。ですが、 Windows 11 を試してみたい方はリスクを認識したうえでこのページを確認してみるとよいかもしれませんね。
音楽:無条件スペクトル