Windows WaaS 運用向けに設定方法が展開されています

すでに Windows 10 の運用を始めている方は取り組んでいると思いますが、組織内で Windows の FU や QU を運用していくために必要なのが、どのように配信するかということです。

配信には WSUS を利用する場合や MECM などの配信アプリを使うケースがまだまだ多いと思うのですが、インターネットを活用した Windows Update for Business を使うとかなり簡単に環境を整備することができます。

この整備方法が docs にて公開されていたので見ていきたいと思います。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-wufb-group-policy?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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グループポリシーを複数に分けて管理するパターンですね。
図も載っており、イメージが付きやすくなっています。

この例は 3 パターンに分け、 5 日遅れリリースと 10 日遅れリリース用にそれぞれ リングを構築するという形です。

システム部門が初期確認を行って、部門ごとのアーリーアダプターに対して検証依頼を行ったうえで全組織内リリースという流れとなっています。

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このパターン、やっぱりプラクティスとしてよいパターンですよね。大規模な組織ほど活用してほしいパターンなのですが、浸透度合いはそこまでではないと思われるのが玉に瑕なのですが、、、、

発展形として、問題発生時のリリース停止方法も記されています。

この辺りは運用時には必須の内容となるため、見ておくとよいかと。

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Windows 11 になっても、リリースタイミングは変わりはすれど同じように運用が必要となるのは変わらないはずです。

ぜひ今のうちに WaaS 運用として FU QU の適用方法を覚えておきましょう。

音楽:軍靴の記憶