Microsoft 365 OneDrive for Business の同期で PST ファイルのバージョン保持数が変更されるようです

今週も残念ながら Windows 10 の Insider Build リリースは行われませんでした。
これは今後数週間続くようで、 Dev Channel では差分更新(= QU )のテストに注力していくようです。

6 月 25 日の Next Windows 発表に合わせて新しい機能を発表するなどの流れに持っていきたいということなのでしょうか。それはそれで楽しみです。

という訳で今週は Microsoft 365 の話題を。

メッセージセンターを読み返していたところ PST ファイルの同期に関する話が載っていたので話題にしていきたいと思います。

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簡単に説明するとこんな感じです。 Outlook アプリのデータ格納領域となる PST というファイルがあり、そのファイルを OneDrive アプリで同期対象としている場合とってもすごい勢いで更新されるためバージョンがどんどんふえていく。その結果、短期間で SharePoint や OneDrive の容量を圧迫してく。というのが今までの仕様だったのですが、これを 2021 年 8 月 16 日から PST ファイルに限り 30 日 30 ファイルに制限をかけたバージョン保持に変更することになったとのことです。

ただ、今まで通りの動作を残すこともできるようで、 6 月 28 日リリース予定の SharePoint Management Shell でオプトアウトパラメータが提供されるとのこと。

Set-SPOTenant -DisableOutlookPSTVersionTrimming $true

コマンドは上記の内容になるようです。

一般的には上記オプトアウトを行う必要はなさそうですね。
ただ、 PST ファイルの OneDrive アプリでの同期はそもそも非推奨となっているため、間違えて同期しているケースへの対処というイメージなのかもしれません。

知らず知らずに同期しているということもありうるので、こういった調整はありがたいですね。

という訳で、 PST ファイルの同期を行っている方は一度確認しておくとよさそうです。

音楽:Final shore~おお、再臨ありやと