Windows 10 Enterprise を仮想化し Azure 上でマルチユーザー利用を加味して動作させることのできる Windows Virtual Desktop ですが、名称変更され Azure Virtual Desktop を名乗ることになったようです。
すでに Azure 上のタイトルは Azure Virtual Desktop に変更されていますね。
現在は日本語翻訳が追いついておらず 8 割がた英語表に戻っている感じです。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/virtual-desktop/
この Virtual Desktop の仕組みは以下のようなアーキテクチャとなっており、事実上 Azure 上の IaaS を組み合わせたようなものだったので、名前と体が一致させたかったというのが実情でしょうか。
。。。この図、よく見るとコントローラーのところ以外では Windows の文字もないですね。クライアント OS としての Windows は VM 表記になっています。
アナウンスは以下のドキュメントで行われているのですが、この中で QuickStart という機能が言及されています。
この機能を利用すると Azure Virtual Desktop の準備が数クリックでできるようになるとのこと。
上記のアーキテクチャの通り、利用するために作らなければならないものがかなり多く、設計をきっちり行わないと利用までたどり着かないイメージが強かったのですが、これを払しょくしてくれそうですね。
Azure ポータル上で名称変更を確認してみたのですが、まだ実物の名称までは手が回っていなさそうでした。 QuickStart もまだ展開されていなかったので、利用できるようになるまで少し待っておく必要がありそうです。
そのほか Azure Active Directory にネイティブ対応する機能も控えているようで、利用のすそ野が大きく広がりそうな感じがします。それらの機能がリリースされるのを楽しみに待っておきましょう。
音楽:永遠の螺旋