2021 年 8 月 17 日より Internet Explorer 11 を利用した Microsoft 365 アクセスのサポートが終了となりますが、あと数か月というところで SharePoint 関連で代替を検討すべき事項が展開されました。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/prepare-IE11?WT.mc_id=M365-MVP-5002496
Microsoft Edge を利用してください。という従来から言われているところ以外に、かゆいところをどうするか。という観点での情報公開となっているようです。
まずはエクスプローラービューですね。
これ、結構厄介で、 OneDrive アプリを導入すれば以下にあるように同期を利用できるのですが、そうでない環境もまだまだあります。
そんな時はここには記載されていませんが、ネットワークドライブの割り当てを使ってドキュメントライブラリを割り当てておくというのが一つの方法になりますね。
例えばこんなサイト。
この場合アドレスバーを見ながら Forms の前までのドキュメントライブラリを指定してネットワークドライブの割り当てを行うことができます。
https://テナント名.sharepoint.com/sites/scriptsites/Shared%20Documents/
注意が必要なのは、信頼済みサイトにこのドメインが登録されている必要があるというところでしょうか。この辺りは Internet Explorer 11 の機能を利用している形ですね。
そのため、設定後に Internet Explorer 11 でドキュメントライブラリにアクセスする必要がある。という点があります。
一度アクセスしておけば後はエクスプローラーからネットワークドライブの割り当てを行うだけですね。
アドレス欄はこんな感じに。
これでエクスプローラーからアクセスすることができました。
これ、 Internet Explorer 11 の機能を利用しているため 2021 年 8 月以降使えなくなるかなと思っていたのですが、先ほどの docs に以下記載がありましたので、しばらくは大丈夫だと思われます。
逆に来年には Internet Explorer 11 がなくなってしまうので、そこも意識が必要そうですが、IE mode から一度アクセスした場合でもネットワークドライブに割り当てられたため、この流れで対処するというのでもよさそうですね。
docs に戻ると、ほかスプレッドシートのインポートも気を付けるように記載がありました。こちらは代替機能があるので、手順書の修正で対処ができそうな感じです。
実際にはこれ以外に SharePoint のカスタマイズサイトをどうするのか。など大きな問題が残るのですが、カスタマイズなく利用している場合はこのあたりの考慮でもなんとかなると思います。
シンプルに考えていき、大枠から対処をしていくという考え方も重要なので、この内容は一読しておくとよいかと思います。
音楽:Bees and honey