Microsoft 365 Apps は据え置き版の Office アプリと比べて、クラウドの利点を生かした機能が多数追加されています。
その中の一つとして、 Excel でデータの分析機能が追加されました。
この機能では Excel 上に作成した表を基に、相関などを自動的に抽出してくれる機能となっています。ビッグデータを活用してどういった傾向があるか判断しているのかと思われます。
利用する方法はホームリボンにある分析グループのデータの分析を押すだけです。
手元に分析したいデータがない場合は、ボタンを押した後にサンプルデータを試用を押してみましょう。
自動的に 75 件のデータをシートに配置し、その情報を基に分析をかけてもらえます。
分析がなされると右ペインに表から考えられる方向性が表示されます。
例えば売り上げのうち、占めるものが多いをものを報告してくれたり、どの分野が売り上げを伸ばすことができたか、年の観点から分析してくれるといった形です。
また、この分析内容もフィールドを限定することでさらにチェックしたい方向を絞っていくことができます。
データ分析された結果は、ピボットテーブルやグラフとして挿入することができるため、分析した結果の再確認も簡単に行えます。
データの量は 100 万件といったレベルの BI は行えないようで以下のエラーが出力されました。
また、 20 万件程度にデータを減らしチェックしてみたのですが、 10 分以上応答が返ってきませんでした。このあたりの動きから、大規模な情報分析は Power BI などの BI ツールで分析するのがよさそうです。
データの質に応じて Excel のデータ分析機能、利用していきたいですね。
もう少し詳しい話は以下に記載されているので、利用前に一読することをお薦めします。
音楽:ラクエン