今週の Insider Preview Dev Channel の更新ですが Build が 21343 となりました。
最近の更新はかなり精力的で、新機能も多くあるため 20H1 が目前に迫っているという感じを受けません。内部的な開発体制の分業化が進んでいて、同時並行での開発がやりやすくなっているのかもしれませんね。
今回の更新では、アイコンの大幅変更という面白い更新が行われました。
アイコンの更新は先週も行われているので 2 週に分けての更新となった形です。
この辺りも現状を包み隠さず、最新の状態でリリースしているという現れですね。
肝心の更新されたアイコンは、デスクトップを中心に特殊フォルダーのアイコンが更新されています。
以下の図を見るとわかりやすいでしょうか。
デスクトップであってもフォルダーである。ということを重視した見栄えとなっており Windows からスタートボタンが消えた時と同様の決意を感じます。
このほか、ドライブやネットワーク、ゴミ箱などフォルダー以外のアイコンも更新されています。
また、小型のアイコン(エクスプローラーの左ペイン)と大型アイコンでもフォントが異なる形です。使い分けは当然なのですが、意匠がフォルダーのタブを消した形になっており、意図が異なるということを示しているようにも見えますね。
また、これは気のせいかもしれませんが OneDrive の同期状態を示すアイコンも若干小さくなったような感じがしました。
これらのアイコンは、以下のファイルに格納されているため、古いアイコンもないかとみてみたのですが、ありませんでした。
また、ほかにもちらほらと変更されたアイコンが存在しているようです。
%SystemRoot%\System32\imageres.dll
Windows のバックアップフォルダーの同ファイルで見ると一目瞭然ですね。
ちなみに古いアイコン集である Shell32 のアイコンも更新されていました。
面白いことにこちらは、もう一段古いアイコンは残っていたりもします笑
%SystemRoot%\System32\SHELL32.dll
Windows のアイコンは眺めているだけでも楽しいので、ぜひどんなものが追加されたかチェックしてみましょう。
そのほか、 サンドボックスなどで利用しているラインタイムが新しくなったようです。
コンテナとホストの動作環境を分離したようで、最適化を図るということのようです。
バージョンが異なるコンテナを動かせることにつながるため、別の用途への適用もできるようになるのかもしれませんね。こちらは現状、インターフェースへの影響はないとのことなので、意識は不要そうですが、今後の動きが楽しみになりますね。
まだまだ更新のしどころはある。というところを見せつけてくれた今回の Build ですが、今後の動きがますます気になりますね!
音楽:しずく