Windows IE to Edge の機能を UI 上で制御できるようになったようです

2020 年の後半から IE の利用制限が強化され teams や Twitter などの IE をサポートしていないサイトについて自動的に Edge にリダイレクトされる機能が搭載されています。

この機能は Edge のバージョンがあがると勝手に導入されるのですが(確か 87 )この機能を制御する設定が一緒に提供されていたようです。私は自動的に設定されるものかと思っていました、、、

というわけで Edge の設定、既定のブラウザー内の Internet Explorer の互換性から変更することができるようです。

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設定のヘルプを見ると、互換性のないサイトがどこなのかまでは触れられていないのでわかりにくいですが、おそらく以下のサイトに記された場所になるものと思われます。

https://edge.microsoft.com/neededge/v1

このサイトへの追加は以下のサイトから依頼できるようなので IE で開かせたくないサイトの管理者は応募しておくとよいかもしれません。

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/web-platform/ie-to-microsoft-edge-redirection?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496#request-an-update-to-the-ie-compatibility-list

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さて、この設定を切り替えるとどうなるか見ておきたいと思います。

この機能自体は IE のアドオンとして動作するため、アドオンの有効無効を切り替えるものと思って以下のアドイン管理を確認しておきます。

何もしない状態では IEtoEdge BHO が動作していますね。

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互換性をなしにして再度チェックしてみましょう。

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なんと IEtoEdge BHO は有効のまま、 XML DOM Document が消えてなくなりました。汗
確かこのアドインはサイト内の XML を解釈して画面を作る機能だったはずで、なくなるとさらに動かなくなるサイトが増えそうな気がしますね。

互換性設定を推奨に戻してもこのアドインは復活しませんでした。

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最後に、このアドインを推奨にしておくと IE で動作しないサイトは以下のように Edge にリダイレクトされます。

リダイレクト時に気を付けたいのはパスワードなどブラウザに格納される情報です。これはユーザーが明示的に設定の移動を行わない限り、移行されないため Edge を使う時には忘れずに移動しておきましょう。

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音楽:Four