本件、アナウンスされたときに見逃してしまっていたのですが、 2021 年 2月より SharePoint の検索機能にいろいろと変更が行われるようです。
中を見ていくと、 FAST Query Language の一部機能が使えなくなる旨が記されていました。
この FAST というのは、 SharePoint 2010 の Enterprise エディションに搭載されていた高機能検索エンジンのことですね。名目はアップデートとなっていますが EOS に向けて利用を収束させていきたいということなのかと思われます。
また、検索用のクエリルールも一部利用ができなくなるようです。
正規表現やカテゴリーを利用したクエリーが使えなくなるみたいですね。
流れとしては Microsoft Search に合流させることで検索を一本化するという意思の表れかと思います。
ユーザー的にもそのほうが結果が一元化されるという形で戻ってくるため良い方向なのではないかと推測します。
Microsoft Search に統合されていけば、 Web 検索もファイル検索もメール検索も同じように検索されてくるはずなので、癖を覚えることで情報にたどり着きやすくなのでしょう。
今では一般的になった検索される率の高いものを上部に表示するような検索の優先度の概念は FAST 検索が切り開いた分野でした。
時代の終焉を感じますが、より情報にたどり着きやすい環境を目指し、更新を行ってもらいたいですね!
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