Microsoft 365 Word ファイルを共有した際にサマリー情報が表示されるようになります

Ignite で少しだけアナウンスされていた at a glance という機能が早期検証向けテナントへ配布され始めました。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-onedrive-blog/celebrating-the-top-onedrive-moments-from-microsoft-ignite-2020/ba-p/1679821?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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この2行ではどんな機能かイメージがつかなかったのですが、

Word ファイルを共有した際に連携される共有メール本文にサマリーが記される機能となっているようです。

サマリーは文書を読むのにかかる時間や文書のポイントまでも書き出してくれるとのこと。

日本語に強いかどうか。という問題はありますが、文書内を解析して情報を取り出してくれるということかと思うので、 AI のような動きが期待できるのかもしれません。

社内的には生産性をあげてくれそうな機能ですが、ファイル共有の機能特性である、誤って送付した場合、アクセス権限を消すことができるといった点とのトレードオフとなる機能に思えます。

セキュリティ重視でこの機能をオフにしておきたい場合、SharePoint PowerShell で以下コマンドを利用するとよいようです。

Set-SPOTenant -IncludeAtAGlanceInShareEmails $false

https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/sharepoint-online/Set-SPOTenant?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&view=sharepoint-ps

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この機能は 2021 年 1 月から 3 月にかけて導入されるため 12 月中にはコマンドの実行要否を決めておきましょう。

音楽:サイクル