2020年 11月 に Internet Explorer 11 での Teams サポートが無くなるという話を筆頭に、 Internet Explorer からインターネットアクセスを切り離す動きが加速しています。
その一環としてか、 Edge バージョン 87 が導入されたPCでは、特定のサイトにについて Internet Explorer からの自動的なリダイレクトが開始されることになるようです。
例えば twitter ですが、 Internet Explorer で開くと以下のように別のブラウザに切り替えるよう表示され、アクセスできません。
この動きに対し Internet Explorer のアドオン BHO にて Edge に切り替えるという手法を自動的に実施するというわけですね。
その手法は Enterprise Mode と同様の機能を使っていくようです。
以下にその仕様が記されていました。
https://docs.microsoft.com/en-us/deployedge/edge-learnmore-neededge?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496
これを見ると Edge をグループポリシーで制御している場合は自動切り替えは動作しないようですね。
以下のアドレスでは日本語で記されているので少しわかりやすいかもしれません。
動きは Enterprise Mode と同じですね。
Enterprise Mode の設定ファイルを SaaS で自動提供してくれるイメージでしょうか。
その設定ファイルは以下に用意されています。中を見ると、Enterprise Mode の XML と同じスキーマになっています。
https://edge.microsoft.com/neededge/v1
中には teams.microsoft.com も入っており、 11月 サポート終了に向けた準備も整ってきたという感じでしょうか。
おそらく来年の 8月 前には Microsoft 365 関連のアドレスも加わってくるものと思われます。
Enterprise Mode は前に紹介していたと思いますが、当時はログインのリダイレクト周りに若干の不安定な動作があったと認識しています。(リダイレクトの前後でアクセス可能なブラウザが異なると認証されなかった)
この辺りがうまく改善してくると使い勝手の良い機能になりそうですね。
音楽:dimini