いま世界ではリモートワークを行っているユーザーが急増しています。
しかしながらネットワーク層が整っていない状況でリモートワークがスタートされ、生産性が劇的に下がっているような状況になっているケースも同様に急増しているのではないでしょうか。
そのケースでは大きくはユーザー側のネットワークが弱いケースと、組織側のネットワークが弱いケースに大別できます。
今回はこの中の組織側を改善する手法を見ていきたいと思います。
以下の docs にイメージが掲載されています。
この 2つ の図を見比べるとよいのですが Microsoft 365 関連の通信を直接ユーザー側ネットワークから出すことで改善していこうという方向性ですね。
では、どうやればよいのか。という点も上記に記されています。
簡単に実施する方法として、以下の PowerShell を動かしてルーティングテーブルを書き換えるとよいでしょう。
先に内容を確認しておきたい場合は $ep $destPrefix から始まる部分のみを実行すれば適用されずに済みます。 $destPrefix を実行すると適用される アドレス帯がわかります。
$intIndex = "" # インターネットに接続されるネットワークカードの ID
$gateway = "" # その時のルーターの IP (ゲートウェイアドレス)
# Query the web service for IPs in the Optimize category
$ep = Invoke-RestMethod ("https://endpoints.office.com/endpoints/worldwide?clientrequestid=" + ([GUID]::NewGuid()).Guid)
# Output only IPv4 Optimize IPs to $optimizeIps
$destPrefix = $ep | where {$_.category -eq "Optimize"} | Select-Object -ExpandProperty ips | Where-Object { $_ -like '*.*' }
# Add routes to the route table
foreach ($prefix in $destPrefix) {New-NetRoute -DestinationPrefix $prefix -InterfaceIndex $intIndex -NextHop $gateway}
ネットワークカードの ID とルーティング IP を知りたい場合は以下のコマンドでチェックできます。
route print
うまく利用してネットワークを改善し、働きやすい環境を作りましょう!
音楽:ワンピ