Microsoft 365 を RPA で利用するための専用ライセンスが用意されていました

最近 RPA で Microsoft 365 を利用するための方法を探していたのですが、その中で少し気になる記事を見つけたので記載しておきたいと思います。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/client-developer/integration/considerations-unattended-automation-office-microsoft-365-for-unattended-rpa?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

f:id:mohessu:20200902015328p:plain

気になったのはこの資料です。 Microsoft 365 for 無人 RPA というライセンスが書かれていました。

今までこのような名前のライセンスはなかったはずなので、少し調べてみると以下にたどり着きました。

https://www.microsoft.com/ja-jp/Licensing/learn-more/volume-licensing-briefs?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&activetab=volume-licensing-briefs-tab:primaryr2

f:id:mohessu:20200902012247p:plain

リンクを押下すると PDF がダウンロードされますが、そこに書いてあるのはロボットにも一般ユーザーと同じようにライセンスが必要となる。ということが述べられていました。今までは許可されていなかったが、新しいライセンスによって RPA 利用が許可されたとも読み取れました。
どのようなケースでライセンスが必要となるのか、事例を交えて記載されているため、 RPA を利用して Microsoft 365 へのアクセスを考えられている場合は一読しておく必要がありそうです。

ちなみに以下にある製品条項にもこのライセンス形態が説明されているようです。

https://www.microsoft.com/en-us/licensing/product-licensing/products

Microsoft 365 E3 の EA に対する追加購入製品あつかいですね。

f:id:mohessu:20200902022419p:plain

一般ユーザーとは異なる扱いとなる。ということなのかと思いますが、ユーザーライセンスで置き換えられるのかなど、細かい仕様までは述べられていない様でした。

いずれにせよ RPA で Microsoft 365 を利用する場合はライセンス回りに意識しておく必要がありそうです。

音楽:霧の港