Microsoft 365 はクラウドの仕組みであるため、サポート終了に関することは細心の注意を払ってみておく必要があります。が、ちょっと見逃していました。 というわけで、 Azure Information Protection のクラシッククライアントがサポート終了に向けて動き出したようです。
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/information-protection/rms-client/aip-client
ここにもあるように終了は 2021 年 3 月 31 日となっています。
この発表は 2020 年 3 月だったようなので、約 1 年の猶予をもってサポート終了となっていくようです。
Azure Information Protection はファイルに対し暗号化や転送禁止設定などのファイルの保護やユーザーにファイルがどういった属性のものかをわからせるためのラベルを付与する機能を持った仕組みでした。
仕組みが Office 寄りのため、 Excel や Word から設定することができ、結構便利に利用することができるのですが、これをさらに拡張して Microsoft 365 のセキュリティセンター内のラベルと統合していくという方針になったようです。
その中で、古い Azure Information Protection クライアントをサポートの対象から外していこうというのが今回の流れになっています。
今後は統合されたラベル付けクライアントとして配布されていくようです。
クラシックといってもクライアントソフトとなっていて、見分けるためには以下のバージョン情報を見てくださいということのようです。
バージョン 1.X 系がクラシック、バージョン 2.X 系が統一されたラベル付けクライアントとなります。
また、名称も Microsoft Information Protection という形に変更となるみたいですね。
Windows にも似た名前の仕組みがあり、 Windows Information Protection という社内のファイルと自宅のファイルを分けて管理するものとなっています。
Azure 、 Windows 、 Microsoft とどれが何かわかりにくいですが、それぞれのラベルを統合して管理しようというのが Microsoft Information Protection となるため、ぜひこの機能を使って管理を統合していきたいですね!
音楽:サイクル